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豪で保護されたオウム、鉛の弾を5発も浴びていたことが明らかに

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Facebook/Avian Reptile and Exotic Pet Hospital

オーストラリアでエアガンの弾を複数浴びたにも関わらず、死ななかったオウムが発見され、現在も治療が進められている。

 

「本当に幸運なことです」

 

「Mr Cocky」と名付けられたオスのキバタン(大型のオウム)は先月、シドニーにある住宅の裏庭で、飛べないところを住民によって発見されたという。

 

その後、地元にある「Avian Reptile and Exotic動物病院」へ運ばれるが、その時左目からわずか数ミリ離れた場所に、エアガンの弾(鉛弾)が見つかったそうだ。

 

さらにX線でスキャンした結果、3つの弾が胸に、1つの弾が肩に埋まっていることが明らかとなる。

 

獣医のLorenzo Crosta氏はABCの取材に対し「それは宝くじに当選したようなものです。この鳥が生きているのは、本当に非常にラッキーなことです」と述べている。

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2種類のエアガンに撃たれた可能性

 

その後、弾のいくつかは取り除かれ、再び飛べるようになるため「Mr Cocky」は現在も理学療法を受け続けているという。

 

病院では弾から見て、2つの異なるエアガンが使われたと見ているが、なぜ鳥を撃とうとしたのか、動機などは分かっていない。

 

ただ理学療法のおかげで、「Mr Cocky」は体を動かせる範囲が広がっており、やがては自然に返され、再び生きるチャンスが与えられると考えられている。

 

またシドニーがあるニューサウスウェールズ州では、オウムが生物多様性保護法の元で保護されているため、撃った場合は最大で2万2000豪ドル(約160万円)の罰金、もしくは5年の刑が下される可能性があるという。

 

鉛の弾を5発も浴びて生きているとは、生命力の強い鳥だといえるだろう。(了)

 

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