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野生の象がスリランカのホテルに訪れ、ロビーを悠々と歩き回る

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Twitter/Upuli

野生の象がホテルの中に入り、全く臆せずに悠々と歩き回る姿がスリランカで撮影された。1月20日に投稿された動画は、これまでに8万回以上シェアされている。

 

象が普通にホテルの中に

 

動画が撮られたのは、スリランカの南海岸にあるジェットウイング・ヤラ・ホテル(Jetwing Yala Hotel)。

 

映っている象は野生だが、現地ではよく知られた一頭で、Natta Kotaという名前がついている。Natta Kotaは現地語で「短い尻尾」の意。その名の通り、よく見ると象の尻尾は途中で切れたように短い。

 

ツイッターに投稿された動画には、こんな説明が付けられている。

 

母親からのテキストメッセージで朝起こされて、読んでみると、野生の象がスリランカのホテルにどんなふうに入ったかとか、鼻であちこちの物をつつきながらゆっくり歩き回っていたことが書いてあった。

象はホテルの常連客

 

象のNatta Kotaは、実のところ、このホテルの常連客であるそうだ。海外メディアの取材を受けたホテルのスタッフは、2013年から「当ホテルの常連のお客様です」とユーモアを交えて話す。

 

最初のうちNatta Kotaは、2〜3ヵ月の間やって来て、その後は森の中に消えていくという、年に1度のお客でした。その2〜3ヵ月の間はこのホテルだけでなく、ビーチ沿いにある他のリゾートにも頻繁に姿を現していました。

数年前から、Natta Kotaはここに住み着いています。周囲の茂みの中で眠ったり、ホテルの遊歩道を散歩したりしていますよ。

 

Natta Kotaはいつも品行方正というわけでなく、駐車してある車からフルーツを盗んで食べたり、ホテルのキッチンから食べ物を取って行ったりするそうだ。ホテルのスタッフはそれをある程度許しているが、宿泊客には食べ物を盗まれないよう注意を促している。

 

ホテル側にNatta Kotaを閉め出す気はない。ただ、おとなしそうに見えても「野生の象であることを忘れないように」と、客たちに警告はしている。

 

当ホテルの内外で野生の動物に遭遇するのは、思い出に残るエキサイティングな体験でしょう。ただお客様には、動物のパーソナルスペースを尊重し、常に適切な距離を取っていただくようお願いしています。また、餌をやったり、フラッシュをたいて撮影することもお控え願えればと思います。

(了)

 

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