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半径は144km、米上空でレーダーが巨大な渡り鳥の群れをとらえた!

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Twitter/NWS Key West

アメリカの上空で大規模な渡り鳥の群れが、気象レーダーによってとらえられた。

 

半径は144km、実際はそれ以上か

 

その姿が確認されたのは2月17日、場所はフロリダ州の先端にあるキー・ウエスト上空とされている。

 

この巨大な渡り鳥の群れは米国立気象局のレーダーによってとらえられたのだが、最初にその姿を検知したのは真夜中で、その後群れはキー・ウエスト全体に広がっていったという。

 

気象学者は、この群れの半径は少なくとも90マイル(約144km)に及ぶと見ているが、実際はずっと巨大だったとも考えている。

大気が安定する夜に飛び立つことも

 

渡り鳥は毎年、118種以上がカリブ海中南米の冬の後に、北米へ戻ってくるそうだ。

 

その群れの数は数十万羽から数百万羽に及ぶとされ、渡り鳥は自らの飛ぶ方向が見つけやすくなるため、しばしば夜に飛び立つとも言われている。

 

実際、星や月が飛行の手助けをし、夜の方がより大気も安定するため、一定のコースを飛ぶのに役立つという。

 

とはいえこのような移動は大抵検知されないのだが、2月17日の大気の状態によって、レーダーが数時間かけて移動する鳥たちの群れをとらえることができたとされている。国立気象局キー・ウエスト事務所の気象学者、Kate Lenninger氏は次のように述べている。

 

「私たちの上空に、ある種の安定した空気の層があり、それがレーダーのビームをより地表近くまで偏向させたのです。そのため私たちはより低い高度にいる物体をとらえることができたのです」(了)

 

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