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新型コロナで警鐘を?エンパイヤステートビルのライトアップが物々しい

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Twitter/Empire State Realty Trust, Inc

4月1日の時点で感染者数が16万人を超え、世界で最も多くなったアメリカ。その中でも感染者が特に多いニューヨーク市では、既存の医療施設では患者の受け入れが追い付かず、セントラルパークに仮設病院が建設される事態となっている。

 

そんなニューヨーク市のシンボルが、医療の最前線で働く人々への敬意を示した。

 

白いライトが赤く染まった

 

1931年に完成してから、ニューヨークのシンボルとしてそびえたつエンパイヤステートビル。ヴァレンタイン・デイはピンクなど、イベントごとによってライトアップされることはあるが、普段は白くライトアップされている。

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3月30日の夜、このライトアップが赤く染まった。

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Twitter/Empire State Realty Trust, Inc

さらにそれだけではなく、赤と白のライトが救急車の回転灯(警光灯)のように回ったのだ。

 救急医療の現場で働く人々への敬意を表しているようだが、人々のとらえ方は少し違ったようだ。

 

まるで警鐘のよう

 

夜空に光る警光灯から感じられるのは、医療従事者への敬意というよりも新型コロナウイルスへの警鐘だ。

 

この取り組みには、ニューヨークの人気トークショーの司会者も、こんなジョークを投稿した。

 速報:ニューヨーク市内の士気を高めるために、エンパイアステートビルディングはぞっとするような悲鳴をパンデミックの期間中上げ続けるとのこと

 

他にも「ニューヨークがゴッサムシティになった」「本気で怖いからやめて」「不安にしかならない」「最高だけど、すごく不気味」「セントラルパークの仮設病院だけじゃ怖さが足りないからね」などの声が上がっている。

 

医療従事者への敬意を示していると言われなければ、確かに物々しさを感じてしまうライトアップだ。しかし、人々の浮かれた気分を吹き飛ばし、家に留まらせる役には立つだろう。(了)

 

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