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トイレットペーパーがケーキに!ドイツのパン屋の斬新すぎるアイディアが話題に

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Instagram/schuerener_backparadies

新型コロナウイルスの脅威が広がりつつあった中、日本でも不安に煽られた消費者が日用品を買い占め、トイレットペーパー不足が発生したことは記憶に新しい。

 

このような状況は海外でも同様で、ドイツでもトイレットペーパーをはじめとする日用品の買い占めが発生した。

 

そんな中、斬新なアイデアでこの問題を“解消”させたパン屋が話題となっている。

 

トイレットペーパーがケーキに!

 

話題となっているのは、ドイツ中西部の都市ドルトムントに位置するパン屋「Schürener Backparadies」。

 

同店ではトイレットペーパー不足が叫ばれる中、なんとその形を模したケーキを作ってしまったという。

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するとこれが瞬く間に大人気に。

 

「最初の8つは数分で売り切れてしまいました」

 

こう話すのは、Schürener BackparadiesのオーナーTim Kortümさん(36)だ。

 

この“トイレットペーパーケーキ”の人気は本物のトイレットペーパーの不足が解消された後も衰えることがなかったようで、Kortümさんは今も一日200個もの生産を続けているという。

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KortümさんはインスタグラムやフェイスブックといったSNSにおいても店の宣伝を行っているが、そこでも“トイレットペーパーケーキ”はおおむね好評だ。

 

「ほとんどにおいて、人々はそれをただクールであると思っており、我々のアイデアは愛されています」

 

ちなみに“トイレットペーパーケーキ”は円筒形のマーブルケーキを土台とし、白色のフォンダンで覆ったものとなっているそうだ。

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なぜ“トイレットペーパーケーキ”?

 

しかしKortümさんは、トイレットペーパーをケーキにしてしまうというアイデアをどのようにして思い付いたというのだろうか。

 

「我々はここで多くのことをするのを止めなければなりませんでした」というKortümさん。

 

ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大により、外出制限措置が講じられている。そのためSchürener Backparadiesにおいても、ウェディングケーキやイベントのためのサンドウィッチ等の生産を止む無く停止させることとなってしまったようだ。

 

そんな際に思い付いたのが、“トイレットペーパーケーキ”を作るというアイデアであったという。

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コロナ禍の危機を救ったケーキ

 

一方、新型コロナウイルスの脅威によって多くの飲食店等が苦境に陥る中、“トイレットペーパーケーキ”はSchürener Backparadiesの下支えにも一躍買っているようだ。

 

Kortümさんは同店で40人もの従業員を雇用しているが、ドイツで新型コロナウイルスの感染が広がるにつれ、彼らも他の飲食店で働く人々と同様に仕事を失うことに対する恐れを抱くようになっていたという。

 

これについてKortümさんは“トイレットペーパーケーキ”が店の損失を完全に補うことは出来ないとしつつも、「しかし少なくとも我々のパン屋の従業員は、再び忙しく働いています」としている。

 

ちなみに“トイレットペーパーケーキ”の成功を受け、Schürener Backparadiesではマスクをした顔を表現した絵文字を模したケーキの生産をも行っている。

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“トイレットペーパーケーキ”のアイデアで店を窮地から救ったKortümさん。新型コロナウイルス関連の暗いニュースばかりが報じられる昨今、このケーキは多くの人々を笑顔にさせてくれたに違いない。(了)

 

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