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前例のない救出作戦、アフガンで負傷した米兵士をノンストップで本国へ空輸

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flickr_Michael Pereckas

戦闘が続いているアフガニスタンで、負傷した兵士に対する大規模な救出作戦が行われた。

 

榴弾で片手と片足を失った米軍兵士

 

いまだにタリバンの自爆攻撃が続くアフガニスタンでは、先週も自爆テロが起き、48人が死亡。今年だけでも17人の米兵が殺害されたのだという。

 

また100人以上がケガを負い、そのうちの何人かは重傷を負ったそうだ。

 

そんな負傷者の1人である米兵士は先月、戦闘の際に投げられた手榴弾のせいで、片腕と片足を失った。しかも命の危険があったため、3機の軍用機と18人の医療スタッフ、2万4000ガロンの燃料、26ガロンの血液を使った、大規模な救出作戦が行われた。

 

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flickr_The U.S. Army

他の兵士たちが献血のため列を作る

 

負傷した兵士はBagram空軍基地で手術を受け、血液が足りないため指揮官は他の兵士たちにも、輸血に協力するよう要請したという。

 

このため空軍基地の病院の外では、100名以上の兵士が自らの血液を提供するために、列を作って並び続けたという。

 

その後、今度は空軍が行動を起こした。

 

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flickr_TMWolf

アフガンから米本土までノンストップ

 

ドーバー空軍基地を拠点にしていたC-17輸送機のクルーはドイツを飛び立ち、アフガニスタンへ。

 

その後、負傷した兵士を乗せて、故郷のアメリカ・テキサス州まで8000マイル(約1万3000km)のノンストップ飛行を続けたそうだ。

 

無論、ノンストップで飛行を続けるためには、燃料が必要になる。

 

このためC-17は、ヨーロッパ上空とアメリカのメイン州で、2度に渡って空中給油を受けたという。

 

この救出作戦は「REACH 797」と名付けられ、C-17の隊長であるDan Kudlacz少佐も、このようなミッションは初めてだと語っている。(了)

 

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