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台風で全員合格?小学校教員資格認定試験第2次試験中止に怒りの声

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独立行政法人教職員支援機構

独立行政法人教職員支援機構(NITS・ニッツ)が主催している、2019年度小学校教員資格認定試験。その第2次試験が予定日に台風が直撃したことを受け、同機構は11日、試験の中止を発表した。

 

延期ではなく中止となったこと、そして受験予定者を“2次試験を免除して全員合格にする”と発表。この決定に対して、怒りの声が寄せられている。

小学校教員資格認定試験とは

 

今回第2次試験が中止となった小学校教員資格認定試験とは、社会人から教員を志す人が受ける試験だ。これに合格し、都道府県の教育委員会に申請すると、小学校教諭の二種免許状が授与される。

 

小学校教諭の二種免許状とは、短期大学で取得できる免許だ。4年制大学で単位を取得すると一種の免許状が取得できる。どちらの資格でも教員の採用試験を受けることができ、教員になってからの仕事の内容にも差はない。

 

小学校教員資格認定試験は、短大や大学で免許状を取得しなかった社会人に対し、教員として必要な資質や能力を身に付けているかどうかを見極める試験だ。

 

第2次試験の内容

 

第2次試験は1次試験に合格した者だけが受験できる。

 

小学校の各教科に関する専門的事項及び指導法に関する筆記試験、音楽・図画工作・体育の実技試験、小学校教員として必要な能力等の全般に関する口述試験が2日間にわたって行われる予定だった。

 

口述試験については教員免状を持っている人は免除される科目だ。音楽・図画工作(美術)・体育についてはそれぞれの高等学校教諭の普通免状を持っている人は免除される。

 

今回の受験者については、すでに持っている資格に関わらず、すべての項目が免除されることとなった。

 

怒りや疑問の声が上がる

 

この決定について、Twitterには以下のような声が上がっている。

 

「驚いたのが『この状況なので今回は全員合格扱いとする』という文科省の決定。延期再試験でしょーが!」

 

「それで全員合格にできる程度の試験ならやめればよいのでは?」

 

「小学校教員試験の二次試験ってそんなにザルな試験なの?元から名前書けば通るレベルの試験なの?台風のどさくさに紛れてとんでもないことしてるね」

 

小学校の教員として働いている人、今までこの試験で落ちた社会人だけではなく、この日のために頑張って勉強してきた受験生に対しても失礼な決定のように思えるが、合格を手に入れた受験生の気持ちはどのようなものなのだろうか。(了)

 

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