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生まれながらの眉毛で貰い手がなかったロシアの犬、ついに里親に引き取られる

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Instagram/brovisvoi

ロシア・イルクーツク州ブラーツク市郊外で保護された雌の野良犬ベティは、長い間里親が見つからなかった。

 

その理由は眉毛。8才の子犬ベティには、人間そっくりの、それも堂々とした真っ黒い眉毛がある。

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生まれながらのこの眉毛

 

ブラーツク市を拠点とするアニマルシェルター「Dobrie Ruki(ロシア語で「優しい心」の意)」の職員は、最初にベティの眉毛を見た時、動物虐待だと信じて疑わなかったそうだ。

 

残酷な誰かが、遊びで子犬に眉毛をペイントした、と誰もが考えた。しかし、どれだけ洗っても眉毛は消えない。毛の色は塗られたものでなく、毛が本来持っている生まれながらの色だったからだ。

 

これは、人に例えると、痣や母斑のようなものらしい。獣医のNadezhda Grozetskayaさんはメディアにこう話している。

 

「この毛色は遺伝的なものではありません。生まれながらの痣のようなもので、年月が経てば少しは色が薄くなるかもしれませんが、完全に消えることはありません。」

 

アニマルシェルターのボランティア職員・Olesya Novopoltsevaさんは、「長年シェルターで働いていますが、犬のこんな眉毛は見たことがない」と言う。

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里親が見つからない

 

このユニークな眉毛の犬に、里親希望者が押し寄せた、と言いたいところだが現実は違っていた。犬を貰い受けたいといってシェルターを訪れる人は多かったが、ベティの眉毛を見た誰もが躊躇し、別の犬を選んだとのことだ。

 

だが、シェルターの職員は諦めず、ベティの写真をSNSに投稿して里親を募った。それが功を奏し、最近になってOksanaさんという里親が決まった。彼女はメディアにこう話している。

 

「ベティの写真と投稿文を見た時、私は本当に泣いてしまいました。そして、「彼女は私の飼い犬になる」と口に出して言いました。彼女(ベティ)はとても頭のいい犬です。以前から飼っている17才のおじいさん猫ともうまくやっています。」

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SNSに投稿された写真はその後拡散され、ベティはロシア国内で有名になった。近々テレビ番組に出演するらしい。(了)

 

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