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「悪魔の角」に見える日の出は正真正銘の本物だった

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Facebook/Elias Chasiotis

ギリシャのアマチュアカメラマンが、非常に珍しい日の出の写真を撮ってFacebookで公開、海外メディアに取り上げられている。

 

日の出と同時に日食

 

写真が撮影されたのは昨年の年末、場所は中東の国カタールギリシャに住んでいるElias Chasiotisさんは、日の出を撮影するためにわざわざこの時期と場所を選んだ。日食と日の出の時間がピタリと重なるからだ。

 

子供の頃から天文学に惹かれていたというChasiotisさんは、メディアにこう話す。

 

この写真は2019年12月26日の朝、カタールの海沿いにあるアル・ワクラ市で撮りました。ちょうど金環日食が起こっている最中です。

写真が撮れたのはラッキーでした。天候があまりよくなく、最初のうちは広くモヤがかかり、南東方向には雲がたくさんありました。

 

カタールまで来た苦労が水の泡になるかもしれない、とChasiotisさんは思ったそうだ。しかし、天候状態はいくぶん良くなり、太陽を捉えることができた。

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Facebook/Elias Chasiotis

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Facebook/Elias Chasiotis

悪魔の角に見える日の出

 

水平線から顔を出した太陽は2本の角に見えた、とChasiotisさんは言う。

 

昇り始めた太陽は2つに分かれていました。赤い角が海から突き出ているようでした。その後すぐに三日月形になりました。海面が蜃気楼のようになる「エトルリアの壺」と呼ばれる効果が出ています。角のような形をしているので、この現象には「邪悪な日の出」という名前がつけられています。

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Facebook/Elias Chasiotis

あまり縁起の良くない名前だが、Chasiotisさんにとっては「これまでに見た中で最高に素晴らしい日の出」だったそう。ただ、金環日食になっている間が見れず、写真にも撮れなかったことを残念がっている。

 

思い残すことがあるとすれば、金環日食の最中に雲がかかってしまったことでしょう。雲の後ろから再び現れた太陽は、リング状ではなく三日月形でした。

今回のメインの見所は雲に邪魔されてしまいましたが、それでも撮影の努力は報われたと思います。次の金環日食が2020年6月に、皆既日食が2020年12月にあるので、その時を楽しみにしています。

(了)

 

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