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SNSに投稿される「幸せな10年」の真実に共感の声が寄せられる

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Facebook/Casa Grande Fire Department3

※少し前ですが、とても良い内容なのでご紹介させていただきます。

 

SNSを見ていると、自分以外のすべての人に幸せが訪れており、自分だけが何も変えることもできずにその場に居座っているような気持を味わうことがある。

 

ただし、それは真実なのだろうか。

 

ある大学教授が投稿した「私の10年」が人々の共感を呼んでいる。

 

投稿用「私の10年」

 

エスバージニア大学政治学科の助教授をしているクリスティアーナ・ファットーレさんは、ADHD(多動性症候群)であることを公表している女性だ。

 

2019年11月には、こんな素敵な家族写真をFacebookプロフィール画像に設定している。

www.facebook.com

彼女は新年を迎えた1月1日に過去10年間を振り返る、こんなツイートを投稿した。

 私の10年:
婚約をした
結婚をした
第一子出産
家を購入
大学の終身雇用を取得
第二子出産
仕事をめちゃめちゃ頑張った

 

2020年に40歳になるという彼女。公私ともに充実した30代だったことが伺える投稿だ。しかし、彼女は投稿の最後に「では、秘密を知りたい?」と続けている。

 

「完全版・私の10年」

 

続けて投稿されたのが、「完全版・私の10年」だ。

婚約をした
結婚をした
妊娠の確率を上げるための手術を受ける
妊娠した
帝王切開で第一子出産
産後うつに苦しむ
家を購入
終身雇用を逃す
学期中、家のことと終身雇用のことで泣いて過ごす
子宮内膜症で右卵巣を失う(開腹手術)
激闘の末に終身雇用を勝ち取る
第二子不妊
盲腸で手術
15サイクルの不妊治療ののちに激しいストレスで第二子をあきらめる
なぜか妊娠
帝王切開で出産
子宮内膜症と腺筋症の疑いによる激しい痛みに苦しむ
痛みを無くすために子宮摘出手術を受ける
これらをしながら授業をして論文を書き、出版される

 

7行で済んだ最初の投稿の陰には2度の帝王切開を含む6回の手術や産後うつ、そして不妊治療が隠されていたようだ。

 

人と比べても仕方ない

 

彼女はこの投稿をしたことについて、「他の人が経験したことなんてわからないもの。だからこれを投稿したんです」と説明。

 

いい時もあればそうでない時もあるのだから、人と比べても仕方ないとしたうえで、「自分に優しく、そして他人には共感を。幸せな2020年にしましょうね」とメッセージを送った。

 

彼女の投稿は9000件のリツイートと3万件近い「いいね」を受けた。

 

また、この投稿には「目がくらむような10年を過ごしていなくても、いいんだって思えるようになった」「人々がほんのちょっとのいいことだけしか投稿しない中、真実を教えてくれてありがとう」「最初の投稿では“よくやったね!”ぐらいしか思わなかったけど、続きを読んだら“あんたはとんだ戦士だよ!人生が報われるべきだ”って思った」など、数々の共感や賞賛の声が寄せられている。

 

あなたならどんな10年を投稿するだろうか。(了)

 

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