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雪の吹きだまりで6匹の子を産み3週間耐えた犬、救出される

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Facebook/Red Lake Rosie's Rescue

米国ミネソタ州の郊外で、生まれたばかりの6匹の仔犬と母犬が、雪の中から救出された。保護したアニマルシェルターのスタッフは、犬たちが雪嵐を耐えて生き抜いたことに驚いている。

 

深さ30cmの吹きだまりの中に

 

犬たちが見つかったのは、ミネソタ州北部にあるレッド湖の南岸付近。

 

林に近い深さ30cmほどの雪の吹きだまりの中で、母犬が6匹の仔犬を抱くようにしてうずくまっているのをある家族が発見し、車で地元のアニマルシェルターに運んだ。

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Facebook/Red Lake Rosie's Rescue

犬たちを保護したアニマルシェルター「Red Lake Rosie’s Rescue Shelter」は、母犬をスノーベルと名付け、発見された時の写真をFacebookに投稿した。そこには「スノーベルと仔犬たちがどうやって生き残ったのか、見当もつかない」という驚きのコメントがある。

 

また、仔犬たちは生後約3週間ほどだったとのこと。一般的に犬が普通に歩けるようになるのは生後3週間頃のことで、それ以前は満足に動けない。シェルターのスタッフは、スノーベルが雪の中で仔を産み、そのまま仔犬と一緒に3週間を過ごしたのだろうと考えている。

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Facebook/Red Lake Rosie's Rescue

ミネソタ州の冬は寒さが相当厳しいらしく、投稿文の中には「この地の厳しい冬に(動物の)シェルターと食べ物がどれだけ必要かを、この写真が表しています」と書かれている。

 

今は元気で里親募集中

 

シェルターに運ばれたとき、スノーベルの乳は出なくなっており、仔犬たちはお腹を空かせていたそう。だが、暖かいシェルターで餌をたっぷり食べたスノーベルは、数日後にまた乳を出し始めた。

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Facebook/Red Lake Rosie's Rescue

スノーベルはゴールデン・レトリバーとオーストラリアン・シェパードの混血。今はアシャ(Asha)と改名されて、同州で里親募集活動を行う団体「Pet Projects in Nerstrand」に、仔犬と一緒に引き取られている。

 

アシャと2匹の仔犬(バリーとデラ)は予防接種などを済ませ、里親が現れるのを待っているとのこと。(了)

 

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