昨年インドネシアの海で、とても美しいタコの映像が撮影された。
プランクトンの調査中に発見
そのタコを撮影したのは、北スラウェシ島の街 ビツン(ビトゥング)にあるホテル「NAD Lembeh Resort」のスタッフであるSimon Buxtonさんだ。
彼は昨年、このリゾートにあるビーチの沖合を潜り、プランクトンの調査を行っていたところ、偶然にも「ブランケット・オクトパス(日本では羽衣タコ)」に遭遇したという。
それは足と足の間にある厚さ2mmほどの膜を広げて、虹色に変化させながら泳いでいたそうだ。Simonさんはその様子を撮影。動画をYouTubeに投稿した。
The Blanket Octopus and it's AMAZING Blanket!!
「ブランケット・オクトパス」は滅多に現れない
Simonさんはこれまでもレンベ島の周りの海に何千回となく潜っており、利用客のために美しいプランクトンが観察できる場所を探してきたそうだ。
しかし今でも「ブランケット・オクトパス」が姿を表すのを予測するのは難しいと語っている。
Hazard Labによれば、メスは最大で体長2メートルくらいまで育つことがあるが、オスは3センチ程度にしかならないという。
また交尾の際、オスは交配用の腕をメスの体内に押し入れて受精したあとに死んでしまい、メスは1度に10〜15万個の卵を産むと言われている。(了)
※下も2019年にフィリピン撮影された「ブランケット・オクトパス」とみられる映像。
Rare multi-coloured octopus caught on camera during night dive
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