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スマホ嫌いのハイテクエンジニアが、レトロな回転ダイヤル携帯を作った

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Justine Haupt

重イオン衝突型加速器やコスモトロンなどを所有する、米国ブルックヘブン国立研究所のエンジニア・Justine Hauptさん(34才)は、大のスマホ嫌い。そんな彼女が自作した回転ダイヤル式の携帯が面白い。

 

テキストメッセージもスマホも嫌い

 

Hauptさんは天文機器の計装を担当するハイテクエンジニアでありながら、スマートフォンが嫌いだと海外メディアに話す。

 

私はテクノロジーの分野で働いていますが、スマートフォンが生み出す生活習慣や文化が好きではありません。(スマートフォンを持つことで)誰かに四六時中あれこれ指図されるのが嫌いなのです。それに、それほどのレベルのインターネットアクセスは、私には要りません。

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Justine Haupt

自分からはテキストメッセージを送らないHauptさん。自作の携帯をわざわざ回転ダイヤル式にしたのは、テキストのやり取りをしないで済むからだそう。文字ボタンがなければ、文字の打ちようがない。「この携帯を相手に見せて、『無理よ、テキストが打てない』と言えば済むでしょ」と彼女は言う。

 

また、スマートフォンの複雑さにも、彼女は不安を感じるそうだ。

 

スマートフォンは)身の毛がよだつとしか言いようがありません。アプリを開いて使い、それを閉じても、本当にアプリが終了したかどうか分からない。そのことには、存在を脅かされるほどの恐怖を感じます。

 

回転ダイヤル式携帯

 

彼女は3年ほど前に、テキストを送れない超レトロ携帯のアイディアをブログに書いた。すると、それを賞賛する訪問者が増え、ついにはサーバーがクラッシュしたという。

 

それから3年かけて自作した回転ダイヤル式携帯は、ポケットに収まるサイズで、一般のスマホより電波の感度がよく、フル充電で30時間使えるそう。

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Justine Haupt

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Justine Haupt

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Justine Haupt

使われているダイヤルは、Trimlineという電話機種の特に小型のもの。回路基板は、既成のものに彼女の手が加えられているらしい。ボディは3Dプリンターによるプラスチック製だ。

 

また、短縮ダイヤルボタンが数個付いていて、彼女の夫と母親には1押しで電話できるようにしてある。着信履歴を示すLEDライトもある。

 

この携帯がブログで公開されると、「売ってほしい」というメールが多く寄せられた。Hauptさん自身に作っている暇はないので、回路基板とプラスチックボディから成る製作キット(回転ダイヤルは含まれない)を売ることにしたそうだ。(了)

 

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