コロナ封鎖の街、ついにドローンを使って犬を散歩させる人まで登場!
街を散歩する犬。そのリードを持っているのは飼い主でなく、空飛ぶドローン——こんな奇妙な動画がFacebookに投稿され、SNSや海外メディアで話題になっている。
新型コロナウイルス対策
動画を投稿したのは、キプロス共和国リマソール市に住むVakis Demetriouさんという男性。新型コロナウイルスは今、ヨーロッパ各地で猛威を振るっているが、その拡大を防ぐため、地中海の島国キプロスでも不要不急の外出は禁止となっているらしい。
外出できないとなると、犬を散歩に連れて行けない。そこでDemetriouさんは、ドローンを有効利用しようと考えた。投稿された動画にはこんなキャプションが付けられている。
隔離5日目。自宅で安全に過ごすこと。しかし、犬の幸せについても忘れないこと。
An Israeli man walks his dog via drone (source: Facebook) pic.twitter.com/tLt5VVD94u
— Sam Sokol (@SamuelSokol) 2020年3月19日
映っているのは、ドローンにリードを引かれて散歩するDemetriouさんの飼い犬、オリバー君だ。Demetriouさんは自宅のベランダに立って、ドローンを操縦している。
3月18日に投稿されたこの動画は、翌日にはTwitterでシェアされ、2日間のうちになんと360万回以上再生。New York Daily Newsなどメジャーなメディアにも取り上げられた。
キプロスでは3月15日に非常事態宣言が出され、人が集まる商業施設の休業や国境の閉鎖など、いわゆるロックダウン(封鎖)が実施されている。
ちなみに、動画を撮ったのはDemetriouさんの友人らしいが、その友人は外に出て大丈夫なのか……
コロナ対策で活躍するドローン
ドローンは、犬の散歩だけでなく、コロナウイルス対策のシリアスな場面でも活躍している。
例えば、英国メディアBBCによれば、スペインが非常事態宣言を出した際、警察はスピーカーを付けたドローンを街に飛ばして外出禁止を周知させたとのこと。また、米国Financial Timesによれば、カリフォルニア州でも同様に、住宅地にドローンを飛ばしてロックダウンの告知を行ったそうだ。(了)
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