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勇敢な少年、50針の怪我を負いながら、妹を猛犬から守る

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Instagram/nicolenoelwalker

米国ワイオミング州の勇敢な少年が話題になっている。彼は妹を襲おうとした猛犬の前に立ちはだかり、90針も縫う大怪我を負いながら妹を守り切った。

 

普通なら町の話題になって終わり、となっていただろうが、少年の叔母が写真と共に事の経緯をSNSに投稿。それが広く拡散されている。

 

我が身を盾にした少年

 

その少年の名はBridger君。叔母のNikki Walkerさんは、インスタグラムの投稿の中でこう言っている。

 

7月9日、6才になる私の甥Bridgerが、妹の命を救った。犬が妹を襲おうとしたとき、彼は妹と犬の間に立った。

 

頭と顔を数回噛まれた後、彼は妹の手を引いて走り、安全な場所まで逃げた。

 

彼は後になってこう言った。「もしどちらかが死なないといけないなら、それは僕の方だと思った」と。

 

腕のいい整形外科医に90針(おおよその数)縫ってもらった後、彼は今、家で休んでいる。

 

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Instagram/nicolenoelwalker

犬の飼い主とは知り合い

 

Bridger君に怪我を負わせた犬は、近所の飼い犬だったようだ。その飼い主とBridger君の一家は以前から親しくしており、この事件があった今でも関係は悪くなっていない、と海外メディアは伝えている。

 

Nikkiさんによるインスタグラム投稿の後、それを見た俳優のクリス・エヴァンスさんがBridger君に、励ましのビデオメッセージを送った。映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でキャプテン・アメリカを演じたエヴァンスさんは、アメコミヒーローが大好きというBridger君にこう言っている。

 

「君はヒーローだ。君の自己犠牲はとても勇敢だ。君のようなお兄さんを持った妹はとても幸運だといえる。お父さんもお母さんも、君のことを誇りに思っているに違いない」

 

叔母のNikkiさんによれば、「彼の傷は大分よくなって」おり、精神的な落ち込みもなく、元気でいるそうだ。(了)

 

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