超レアな全身が白いシャチ、アラスカ沖に出現【貴重映像】
かなり珍しい白いシャチがアラスカ沖に現れ、その様子が偶然撮影された。
2頭の大人と一緒に泳いでいた
このシャチは8月7日に、アラスカのクプリアノフ島とクイウ島近くの海域に姿を現したという。
白いシャチはBigg’s killer whalesという種類と考えられ、まだ2歳にしかならず、この時は他の2頭の大人と一緒に泳いでいたそうだ。
この様子はアラスカの海を案内する会社「Alaska Sea Adventures」のチャーター船に乗っていた人物によって目撃された。それがこちら。
2度目に遭遇した時に動画を撮影
動画を撮影したのは、アラスカ・フェアバンク大学の大学院生であるStephanie Hayesさん。
海洋生物学を学んでいるHayesさんは、最初に目撃したときの様子について、次のように語っている。
「私は海の中に、輝きのようなものを見ました。その時、これが白いシャチだと思ったのです。（略）それは完全に白いシャチでした。（略）本当に信じられませんでした」
Hayesさんはそれから数日後にも、ふたたび白いシャチに遭遇。このため動画を撮影することに成功した。
この白いシャチの正式名称は「T46-B1B」。しかし科学者らはグレーの月のような肌をしているとして、Coast Salish族の言葉で月を表す「Tl'uk」というニックネームをつけたそうだ。
またこのシャチには背ビレのあたりに複雑な模様がついており、それが特定のためにも役立つと言われている。（了）
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