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水平に広がる「虹」がイギリスの海に出現、その原因とは?

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Facebook/Torbay in pictures

イギリスでかなり珍しい、水平に広がる虹が目撃され、注目を集めている。

 

イギリス南部のビーチで撮影

 

その虹が目撃されたのは8月25日、場所はイングランド・デボンの南東にあるTorbay自治区の沖合とされている。

 

写真はTorquayの街にあるPaigntonビーチから撮影されたもので、その後「Torbay in pictures」のフェイスブックページに投稿された。

 

通常の虹は曲線を描いているが、今回撮影されたものは、水平に広がっていたという。

 

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Facebook/Torbay in pictures

過去にも似たような虹を目撃

 

イギリスでは当時、「Storm Francis」と呼ばれる嵐が接近しており、海辺には激しい風が吹き寄せていたそうだ。

 

写真を見た英気象庁のスポークスマンは、「これは『Storm Francis』の強風によって海から吹き上げられたスプレーのように見える」とコメントしている。

 

またこれは通常の虹と同じ原理が働いていると思われ、水のしぶきが分散し、それが太陽の光に反射・屈折して、異なった色を浮かべたと考えられるとか。

 

そして風によって海の水が吹き上げられたため、曲線を描くのではなく、虹が水平に現れたとみられている。

 

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Facebook/Torbay in pictures

もっとも似たような現象は2013年にフランスのパリで、2017年の3月にもイギリスの街、ブリストルでも確認されているという。

 

この時も虹が出たのは嵐の後だったようだが、やはりわずかに曲線を描き、今回のように完全に水平ではなかったそうだ。(了)

 

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