生まれる確率は10万分の1、茶色の毛をしたオットセイの赤ちゃんを発見
ロシアで、非常に珍しい茶色の毛並みをしたオットセイの赤ちゃんが発見され、写真が撮影された。
10万分の1の確率
その赤ちゃんが見つかったのは、ロシアのオホーツク海に浮かぶTyuleny島(海豹島)の海岸だという。
たいていオットセイの子供は黒い毛をしているのだが、その赤ちゃんはなんと茶色の毛並みをしており、目が青く、ヒレもピンク色に染まっていたそうだ。
専門家は、この赤ちゃんをアルビノだと見ており、このような子供が生まれるのは10万匹に1匹の割合だと述べている。
しかし毛並みが違うことによって、この赤ちゃんは仲間外れにされるリスクを抱えているとか。
避けられている徴候がみられる
生物学者のVladimir Burkanov氏によれば、この赤ちゃんはまだ完全には群れから追い出されていないが、仲間から避けられている徴候がみられるという。
ただこの赤ちゃんはとても活発で、よく食べており、明らかに母親が多くのミルクを与えているとも述べている。
またこのオットセイの赤ちゃんの視力は弱いと考えられ、Burkanov氏もこの子供が立派に成長することには懐疑的な見方をしているようだ。
このため、もし赤ちゃんが群れから拒否されれば、すぐに救出し、ドルフィナリウム(海洋生物のテーマパーク)へ引き渡す準備を整えているという。
実はこの赤ちゃんに似た茶色の毛並みのオットセイも2011年にTyuleny島で保護されており、その後黒海に面したソチにあるドルフィナリウムに運ばれたそうだ。(了)
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