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パラグライダー中にコンドルがやって来て、自撮り棒にとまった【動画】

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YouTube/Storyful Rights Management

パラグライダーで空を飛ぶのは、めったにできない経験だろう。そこに大きなコンドルがやって来て一緒に飛んでくれたとしたら、貴重な経験がもっと素晴らしくなるはずだ。

 

2人乗りで飛ぶパラグライダーにコンドルが近づき、記念撮影しようとしていた自撮り棒にとまるという動画が、海外のSNSで広まっている。

 

自撮り棒にコンドルが

 

動画の最初に映っているのは、2人乗りで飛行中のパラグライダー。後ろに乗った一人が自撮り棒を使って自撮りしている。すると右上からコンドルが現れる。

 

2人のすぐそばを滑空していたコンドルは、自撮り棒にとまり、しばらく羽を休ませてから再び宙に浮き、2人の前を悠々と飛び続ける。

 


Vulture Joins Paragliders as They Soar Above Spanish Mountains

 

パラグライダーのフライトスポットとして有名なスペイン・アンダルシア州アルゴドナレスで撮影されたこの動画は、先月下旬、TikTokにアップされた。その後ネット上で広く拡散され、アメリカのソーシャルニュースサイト「Reddit」では270万回以上再生されている。

 

ガイド役として訓練された鳥

 

じつはこのコンドル、野生ではない。Scott Masonさんというパラグライダー・インストラクターが考案・実践している「パラホーキング(parahawking)」という飛び方で使われるコンドルだ。

 

コンドルは上昇気流を上手く見つけ、それに乗って空高く舞い上がる習性がある。その鳥を訓練してパラグライダーを先導させるようにすれば、パラグライダーも上昇気流に乗って高く舞い上がれる——これがパラホーキングの基本セオリーだ。

 

訓練されている、と聞いてがっかりする人もいるかもしれない。だがそれでも、ツイッターには「美しい」「クールだ」「気高さを感じる」といった賛辞が上げられている。

 

インストラクターのMasonさんは、コンドルという鳥が好きらしい。屍肉を食べるので暗いイメージがあるこの鳥に、「ポジティブな光」を当てたい、と海外メディアに話している。(了)

 

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