switch news

不思議、面白い、感動…一歩先行く、海外のニュースをお届けします。

ガラパゴス諸島で非常に珍しい白いペンギンを発見、白変種の可能性

f:id:switch-news:20201129071216j:plain

Twitter/Charles Darwin Foundation

エクアドル領のガラパゴス諸島で、非常に珍しい白いペンギンが目撃され、初めてのことだとして注目を集めている。

 

ツアー中にガイドが発見

 

ガラパゴス国立公園は11月26日、イサベラ島で白いペンギンを発見したと発表。このペンギンが珍しい白変種である可能性を指摘した。

 

このペンギンを最初に発見したのは、地元のナチュラリストのガイドだという。彼は11月19日、2人の外国人観光客とともに船に乗り、ツアーを行っていたそうだ。

 

その時、イサベラ島北部の沿岸に白いガラパゴスペンギンを発見。その様子を写真に収めた。

 

その後、ガラパゴス国立公園理事会の専門家が、ガイドの写真を精査。色素が失われている白変種である可能性が高いと結論づけた。

 

 

通常、顔や背は黒い毛で覆われている

 

通常のガラパゴスペンギンは顔や背が黒く、目から顎にかけて白い2つのラインが入っており、胸は白いという。

 

しかし今回見つかったペンギンはほぼ全身が白く、幾分灰色がかっている場所もある。

 

ただ通常の目の色をしていることから、このペンギンがアルビノ(瞳孔が赤い)ではなく、白変種である結論に至ったようだ。

 

f:id:switch-news:20201129071103j:plain

flickr_Mike's Birds

 

ペンギンでは初めて

 

ガラパゴス諸島には、これまでも、さまざまな変色した動物が目撃されているが、ペンギンでこのように白く染まった個体は初めてだという。発表されたリリースでも次のように述べられている。

 

ガラパゴス諸島では、サメやトカゲ、ロブスター、フィンチ(鳥)、その他さまざまな動物においても、アルビノや白変種のケースがありました。しかしこのような状態のペンギンの記録は、これが初めてです」

 

イサベラ島はガラパゴス諸島の中でも最も大きな島で、ペンギンやウミイグアナ、ゾウガメなど多様な生物が多く暮らしているという。(了)

 

ブックマークボタンは本サイトと連携しています。

 このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ記事

switch-news.com

switch-news.com