「先生ありがとう！」大学生がZOOMで一斉にメッセージ、教授も涙を拭う
アメリカの大学で、学期末を迎えた教授と大学生との心温まる交流の様子が撮影され、注目を集めている。
学生たちのカメラがオフになっていた
その大学とはカリフォルニア州にあるChapman大学だ。
Jim Brown教授が受け持つクラス（教育学）では、新型コロナウイルスの影響で、今学期は「ZOOM」を使ってリモート授業を行ってきたという。
ところが学期末の最後の授業を始める時に、Brown博士と1人の学生を除いて、皆のカメラがオフになっていたそうだ。
Brown博士は困惑し、1人の学生に「皆のカメラがオフになっているのは、私のミスかな？」と尋ねた。
一斉に学生らが感謝のメッセージ
1人の学生は、「Brown博士、私たちはちょっとした何かをしたいと思ったんです…」と答えた。
すると次の瞬間、全ての学生のカメラがオンになり、それぞれの画面に「素晴らしい今学期をありがとう」や「私たちは、Brown博士に感謝しています」といったメッセージが掲げられたという。
これを見たBrown博士は、「皆は私を泣かせるつもりだな」と呟き、メガネを外して、片手で涙を拭った。
@laurenherrle13 surprised the sweetest teacher on our last day of class 🥺❤️ ##HolidayCrafts ##CancelTheNoise ##UpTheBeat ##fyp
♬ original sound - lauren herrle
常に学生たちを気にかけていた
新型コロナの蔓延により、世界の多くの大学でもリモート授業を余儀なくされた。これは学生や教える側にとっても、困難なことだったに違いない。
そんな中、Brown博士は常に学生たちの身を案じ、1日がどうだったのか、皆大丈夫だったのか尋ね、気にかけてきたという。動画を投稿した女性、Lauren Herrleさんも次のように述べている。
「Brown博士は、本当に私たちの私生活や、精神衛生面など、全てについて気にかけているように感じさせてくれます。私はそのような教師が本当に大切だと思います。（略）彼はもっとも優しい教師の1人です」
この動画は12月10日にTikTokに投稿され、現在までに8万人にシェアされている。（了）
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