珍しいハート形のアメジストジオードが掘り出された【ウルグアイ】
ハート形は心臓や愛情を表すマーク。もちろん人が作ったコミュニケーションの記号だが、どうやら自然界でも使われているようだ。
ウルグアイの鉱山で、珍しいハート形のジオード（晶洞）が見つかった。
特別に硬い玄武岩を割ってみると
貴石や半貴石を採掘するウルグアイの会社「Uruguay Minerals」は、最近、ブラジルとの国境に近いアルティガス（Artigas）で、新しい鉱山の操業を開始した。
同社の社長Marcos Lorenzelli氏は、ハート形のジオードが見つかった日のことを、メディアにこう語る。
それはいつもと変わらない日でした。うちの坑夫達は、アルティガスの新しい鉱山で、いつも通りにジオードを探していました。
ジオード（晶洞）とは玄武岩などの内部に出来た空洞のことで、そこにはミネラルの結晶が自然に形成される。岩石を外から見ただけではジオードの有無は分からず、機械で切り割ってみる必要がある。Lorenzelli氏はこう続ける。
（ハート形のジオードが入っていた）その岩石は特別に硬く、割るのが大変だったようです。坑夫の一人は「これだけ（苦労）したんだから、何か凄いものが入っていてほしいもんだ」と軽口を飛ばしていました。
坑夫たちは2〜3時間かけて掘り出した岩石を運び、結局、ショベルカーの油圧ショベルで真っ二つに割ったそうだ。そして出てきたのが、ハート形のアメジストのジオード。
採掘会社でも初めて
自然が作るジオードの空洞の形は様々あるが、ハート形は非常に珍しい。「これはとてもユニークです。うちの会社でこんなものが見つかったのは初めてです」とLorenzelli氏。
Uruguay Minerals社が写真を自社サイトに掲載したところ、アメリカのソーシャルニュースサイト「Reddit」で話題になり、11万を超える「いいね」を獲得。1200以上のコメントが寄せられた。
この希少な形のジオードを、同社は売らずに取っておくそうだ。（了）
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