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ライオンが雪遊び、喜んで走り回る珍しい場面が撮影された

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Twitter/Denver Zoo

ライオンといえば、灼熱のサバンナでいつも寝そべっているようなイメージがあるのではないだろうか。だが、そのイメージを全く裏切るような動画が公開されている。

 

雪の中を犬のように走り回る4匹

 

アメリカ・コロラド州デンバー市は先週、過去20年間で最大規模の雪嵐に見舞われ、 70cm近い積雪となった。

 

市内にあるデンバー動物園はその間閉園となり、嵐が去った3月15日、職員総出で建物の雪下ろし。落雪の危険を無くしたうえで、厩舎に閉じ込められていた動物たちを外に出し、久しぶりに運動させた。普段は雪と馴染みのないライオンやハイエナたちは、こうして雪を体験することになった。

 

動物園によると、厩舎から出されたライオンやハイエナ、リカオンたちは「勇敢にも周囲の雪を調査し始めた」そうだ。その動画がFacebookTwitterに投稿されている。最初に映っているのはリカオン(アフリカに分布する大型のイヌ科の動物)で、恐る恐るといった感じで雪の臭いを嗅いでいる。その後は、元気一杯に走り回る4匹のライオンの姿だ。

 

 

3月16日に投稿されたこの珍しい動画は、Facebookにおいて、その後2日間で約50万回も再生された。

 

雪の冷たさが運動にちょうどいい

 

雪の中を楽しそうに駆け回るライオン、というのは意外だが、理屈には合っているらしい。デンバー動物園はFacebookの投稿でこう説明している。

 

アフリカでは、ライオンは日中いつも暑さをしのぎ、体温を上げないように、動くのを我慢しています。なので、驚くかもしれませんが、この4匹は雪がとても気に入ったのですね。体をオーバーヒートさせずに、思い切り運動できるからです。

 

また、厩舎は暖房されており、寒くなればいつでも暖かい石の上に寝そべることができるそう。

 

海外メディアによると、デンバー動物園では今も雪下ろしや除雪作業が続けられており、開園はまだ先になる見込み。雪と戯れるライオンの姿は、動画でしか見れない貴重なものになりそうだ。(了)

 

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