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銃弾を浴びる防弾仕様の現金輸送車、その車内を映した動画に息を飲む【南アフリカ】

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Twitter/Yusuf Abramjee

南アメリカで起こった現金強奪未遂事件。走行中の現金輸送車が、2台の車に追跡され、銃弾を浴びせられた。その様子を捉えた車載カメラの映像が公開されている。

 

撃ち込まれた30発あまりの銃弾

 

海外メディアによれば、事件が起こったのは4月22日。場所は南アフリカ・ツワネ市都市圏のプレトリア地区を走る国道高速N4号線上。

 

現金輸送車に乗っていたのは、運転者のLeo Prinslooさん(48才)とその相棒だ。ダッシュボードに付けられたカメラは、2人を正面から捉えている。

 

動画の最初では、ドンドンと車のボディを叩くような音が聴こえる。銃弾が後部に当たっているのだ。その直後、並走する車からも撃たれ、防弾ガラスにヒビが入る。メディアによれば、撃ち込まれた弾は全部で30発。

 


www.youtube.com

 

運転者のPrinslooさんは、元・南アフリカ警察特殊部隊の狙撃手だったそう。動画の最後では何と車を止め、強盗犯に立ち向かうため、自動小銃を手にして車外に出て行く。

 

「やられっ放しにはうんざりだった」

 

後にメディアの取材を受けたPrinslooさんはこう話す。

 

「今は(警察が)調査中なので詳しいことは言えないが、私も相棒も、やるべきことをやったまで。奴らが現金輸送車を乗っ取るには、我々を車の外に出さなければならない。ただ、こっちにその気はない。しかも残念なことに、反撃のチャンスは一度もなかった」

 

名前は明かされていないが、彼の友人だという人物がPrinslooさんの発言を引き継いでこう説明している。

 

「Leo(Prinslooさん)は一方的に撃たれているのにうんざりして、ブレーキを踏み、相棒に自動小銃をよこせと言い、シートベルトを外して外に出たんですよ。ずっとやられっ放しだった。だから武装強盗と一戦交えようと決めた。戦わずにやられてしまう気はなかったんです。彼は射撃のプロだし、少しはやり返したかった」

 

防弾チョッキを着たPrinslooさんが車から出て、膝をついて射撃姿勢をとると、強盗たちは車を発進させて逃げたそうだ。

 

南アフリカ警察によれば、まだ犯人は捕まっていないとのこと。(了)

 

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