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短距離走選手、ゴール後に転んで観客席と競技場の狭間に消える

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Twitter/Rex Chapman

陸上競技会でのハプニングを捉えた動画が、海外のSNSで話題になっている。

 

それは、短距離走のゴール後に起こったこと。1位となった選手の気が緩んだのか、前のめりに転倒。腹這いのままトラックの上を滑り、観客席と競技場にあるわずかな隙間に、吸い込まれるように消えてしまうのだ。

 

数十センチの隙間に頭から突っ込む

 

アメリカの元プロバスケ選手、レックス・チャップマンさんがシェアしたことで注目を集めたその動画。どんな種類の陸上競技会で撮影されたのかは不明だ。また、撮影日時も分かっていない。

 

ただ、競技会スタッフがマスクを着用しており、観客が一人もいないので、最近の競技会であると推測できる。「MADRID」(マドリード)と書かれたバナーが映っていることから考えて、開催地はスペインらしい。

 

 

1位の選手が突っ込んだ隙間は、高さ数十センチほど。よくどこもつかえずに通り抜けたものだ。

 

隙間の向こうは観客席前の通路で、トラックより1段低くなっているように見える。そこに落ちた選手に怪我はなかったらしく、動画の最後に、バナーの裏から歩いて出てくる姿が映っている。

 

ツイッターにはさまざまなコメントが

 

投稿後1日で60万回以上再生されたこの動画には、さまざまな視点からのコメントが寄せられた。多くの人が、この選手に怪我はなかったか心配し、競技トラックと通路を隣接させたスタジアムの設計を批判している。

 

中には「彼が金属の支柱に頭をぶつけず、間を通り抜けたのは奇跡的な幸運だ」という意見もあった。まさにその通りではないだろうか。

 

一緒に走っていた他の選手たちの反応が「冷たい」というコメントもある。ある人はこう書いている。

 

他の競技者がすぐに彼の無事を確かめに行かなかったことに、腹を立てているのは私だけだろうか? 立ったまま、ただ彼を見下ろしているというのは、良いことじゃない。

 

この意見にも頷けるが、走り終わった直後の選手にそれほどの余裕はないらしい。別の人が、他の選手たちをこう擁護している。

 

ゴール時点での彼らの疲労度は、言葉で説明できないほどだ。全ての筋肉が燃え盛っている。最後の数歩は目をつぶっているかもしれない。ゴールした時に考えるのは、意識を失わないように息を吸うことだけ。彼が転んだ理由の一つにはそれもある。

(了)

 

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