愛犬の治療費を賄うため、大切なポケモン・カードを売った少年に支援が集まる
病気になった愛犬のためにポケモン・カードを売った少年に、多くの支援が寄せられた。
高額な治療費を払う余裕がない
その少年とは、アメリカのバージニア州で暮らすBryson Kliemann君(8)だ。
彼には「Bruce」という愛犬がいたが、ある日具合が悪そうにしていたため、母親のKimberly Woodruffさんによって動物病院へ連れて行かれたという。
そして不幸なことに、「Bruce」は感染性の強いウイルスに犯されていることが判明。しかも治療には700ドル(約7万7000円)も掛かり、Bryson君の家族は高額の治療費を払う余裕はなかったそうだ。
愛犬を失いたくはなかった
しかし、Bryson君はこのまま愛犬を失いたくはなかった。そのため彼は集めて大切にしていた、ポケモン・カードを売ることを決心。
家の前の道路沿いにスタンドを立て、看板も掲げて、ポケモン・カードを売り始めたという。
母親のWoodruffさんは、自分の息子が大好きなポケモン・カードを売っていることを知り、びっくり。そのため「Gofundme」のページを立ち上げ、現在の境遇を伝え、寄付を求めた。
当初の目標金額は800ドル(約8万8000円)だったが、このエピソードを見た多くの人々が関心を寄せ、ついに5500ドル(約60万円)以上も集まったそうだ。
それにより「Bruce」の治療が1週間にわたって行われ、その後Bryson君と再会できたといわれている。
しかもその後、ワシントン州の町、Bellevueにあるポケモン・カードの会社が、Bryson君を本社に招待。さらに売ってしまったカードの代わりに、レアカードをプレゼントした。Bryson君は、新しいカードに大喜びしていたという。
Woodruffさんは、寄付で余ったお金は、「Bruce」が二度と病気にかからないよう、将来のワクチン接種に充てる予定だと語っている。(了)
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