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観客総立ち! 悲劇「トスカ」のカーテンコールで観客が笑顔になったわけ

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Instagram/ailynperezsoprano

米サンフランシスコを拠点とするサンフランシスコ・オペラが、歓喜スタンディングオベーションで満たされた。演目は「トスカ」。悲劇でありながら、観客が笑顔になったのには理由がある。

 

カーテンコールでプロポーズ

 

9月5日、千秋楽を迎えたトスカ上演後のカーテンコールで、政治犯アンジェロッティを演じたSoloman Howardさんは、主人公トスカを演じたAilyn Pérezさんを舞台の中央に呼び寄せて抱きしめた。

 

そして、Howardさんはこう言ったのだ。

 

「愛しているよ。世界の前で、神の前で、私の妹といとこの前で、そして何よりも大切なのは、君のお母さんとお父さんの前で伝えたいことがある。もうすでにお父さんの許可は得ているんだ。…結婚してくれないか」

 

「YES!!」と答えたPérezさんがHowardさんにキスをすると、会場は「トスカ」終演後とは思えないほど、喜びの声で満たされたのだ。

 

この様子は、PérezさんのInstagramで公開されている。

 

 
 
 
 
 
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彼女の投稿によると、サンフランシスコ・オペラのメンバーはこのサプライズを知っており、本人には秘密にしていたそうだ。

 

観客もスタンディングオペ―ション

 

観客がどのくらいこのサプライズを楽しんだのかは、客席にいたKQED Arts & Cultureのシニアエディター、Gabe Melineさんの投稿を見るとよくわかる。

 

 

バンドのすぐ後ろの最前列に近い席のため、残念ながら客席のごく一部しか映っていないが、歓声と共に立ち上がってスタンディングオベーションを送る観客が映っている。

 

アンジェロッティの脱獄から始まる悲劇だが、この日だけはハッピーエンドで幕を閉じた。(了)

 

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