奇妙なまでに鮮やかな黄色い魚、釣り上げた人もびっくり
先日、オランダで鮮やかな黄色い魚が釣り上げられ、注目を集めている。
プロのアングラーも驚く
釣り上げたのは、プロのアングラーの男性、Martin Glatzさんだ。
彼は先日、兄弟のOliverさんとともにオランダの湖で釣りをしていたところ、鮮やかな黄色いナマズを釣り上げたという。
Martinさんはこれまでも、さまざまな種類の魚を釣ってきたが、このようなナマズは初めてで、最初に見た時は、パニックになったそうだ。
体重130kgにまで成長
この魚は「ヨーロッパオオナマズ(Silurus glanis)」という種類で、ヨーロッパの川や湖には、元から生息していたという。
しかも体が大きいことで知られ、長さは少なくとも2.7m、体重は約130kgまで成長すると言われている。
しかし大抵の「ヨーロッパオオナマズ」は濃い緑がかった体に、わずかに黄色い斑点が浮かんでいるため、このような全身が黄色いものは非常に珍しいと考えられている。
色素異常の「白変種」の可能性
今回の「ヨーロッパオオナマズ」は、皮膚の色素が減少する遺伝的疾患の「白変種(leucism)」だと考えられるという。
「白変種」は「アルビノ」とは異なり、目の色に異常は見られず、哺乳類や爬虫類、鳥や魚にも見られるそうだ。
しかし白変種の動物は、通常の色を持つ個体よりも捕食者の目につきやすく、標的になりやすい可能性がある。しかし今回の魚は、そのリスクを逃れられたのかもしれない。
実は、2017年にもアメリカ・アイオワ州を流れるミシシッピ川で、黄色のナマズが見つかっているという。(了)
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