switch news

不思議、面白い、感動…一歩先行く、海外のニュースをお届けします。

犬だと思っていたペットがキツネだった!家畜を殺し、現在も逃走中【ペルー】

f:id:switch-news:20211115081251j:plain

flickr_Robert Cutts

ペルーで、家族が犬だと思って飼っていたペットが、実はキツネだと分かり、ちょっとした注目を集めている。(アイキャッチの画像はイメージです)

 

6カ月前にペットショップで購入

 

その飼い主の女性とは、Maribel Soletoさん。彼女は6カ月前、首都リマにあるペットショップで、子犬を13ドル(約1500円)で購入し、家に連れて帰り、育ててきたという。

 

その子犬は「Run Run」と名付けられ、近所の犬たちとも幸せそうに遊びながら、すくすくと育ってきたそうだ。

 

しかし成長していくと、他の犬とは異なる特徴が現れるようになっていった。

 

ニワトリやアヒルを殺し始める

 

実際に「Run Run」は、近所で飼われているニワトリやアヒルなどを追いかけて、殺してしまい、近隣住民の怒りを買い始めたという。

 

そしてついに「Run Run」が犬ではなく「クルペオギツネ(Andean fox)」であると判明。細い足にフサフサの尻尾、突き出した大きな耳や尖った顔など、キツネの特徴も揃っていたそうだ。

 

しかし「Run Run」は数日前に、家から脱走。現在、国立森林野生動物局の職員などが、「Run Run」を動物園や特別な施設へ連れて行くため、探しているという。

 

野生動物の密売がもたらした結果

 

飼い主のSoletoさんは、完全に純血種の子犬と考えていたとされ、今後殺されたニワトリやアヒルの飼い主に賠償金を払わねばならず、悲嘆に暮れているとか。

 

国立森林野生動物局の職員で獣医でもあるWalter Silvaさんは、次のように述べている。

 

「野生動物の密売はこのような結果をもたらします。多くは子供が捕獲されます。そのために親を殺し、その幼体が非合法な市場で違法に取引されるのですます。今回のケースでは、飼い犬としてキツネが買われたのです」

 

Silvaさんによれば、今年だけで128件もの野生動物を没収し、ペルーでの動物の違法取引は、3年から5年の懲役刑になる可能性があるという。(了)

 

ブックマークは本サイトと連携しています。

 このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ記事

switch-news.com

switch-news.com