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南極にしか生息していないペンギンが、3000km離れたニュージーランドまで泳いできた!

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Facebook/Harry Singh

南極に住んでいたペンギンが、ニュージーランドまで泳いでくるという、非常に珍しい出来事が起きた。

 

南極から3000kmも離れた場所

 

発見されたのはアデレーペンギンで、普通は南極大陸にしか生息していないという。

 

しかし11月10日、ニュージーランドのクラスチャーチ市南部にあるビーチで、このペンギンが泳いで上陸する様子が確認された。

 

クライストチャーチ市は南極から約3000kmも離れており、さすがのペンギンも上陸した後は疲れ果てた様子で、1時間も動かなかったという。

 

1962年と1993年の2回のみ

 

このペンギンを見つけたのは、地元の住人のHarry Singhさんとその妻で、2人はペンギンが犬や猫などの動物に襲われることを心配して、その場に留まり見守り続けたそうだ。

 

その後、NZのサウス・アイランドで10年間もペンギンたちのリハビリを行っていたThomas Strackeさんに連絡。彼は獣医とともに、現場のビーチに到着し、無事にペンギンを保護した。

 

このペンギンは「Pingu」と名付けられ、その後血液検査を受けたが、体重は落ち、脱水症状を起こしていたことが分かったという。

 

このため水や管を通してエサが与えられ、今後体力が回復したら、Banks Peninsulaビーチで海に帰されるそうだ。

 

ニュージーランドにペンギンが姿を現すのは非常に珍しく、これまで1962年と1993年の2回しか目撃されていないと言われている。

 

Otago大学の動物学が専門であるPhilip Seddon教授は、次のように述べている。

 

アデリーペンギンが毎年やってくるようになれば、海の中で何かが変化していることを理解しなければならないと思います」(了)

 

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