switch news

不思議、面白い、感動…一歩先行く、海外のニュースをお届けします。

第一次大戦で死亡した9人の英兵、100年の時を経て墓地に埋葬される

f:id:switch-news:20211124075524j:plain

Twitter/Ministry of Defence

第一次世界大戦で行方不明となっていたイギリス兵の身元が確認され、遺体がベルギーの墓地に埋葬された。

 

9人の遺体をベルギーで発見

 

実は1914年から1918年まで続いた第一次世界大戦では、多くのイギリス兵の遺体が行方不明のままになっているという。

 

しかし3年前、ベルギーの街、デ・ロイテルでの土木工事中に、8人のイギリス兵士の遺体が発見され、その後1人の遺体も見つかったという。

 

そして今回、9人のイギリス兵の遺体が、約100年の時を経て、ベルギーのTyne Cot墓地に埋葬された。

 

2人の身元は分からないまま

 

イギリス国防省のJCCC(Joint Casualty and Compassionate Centre)チームは、わずかに残った兵士の所持品を頼りに、遺体の兵士やその家族を特定するべく、調査を行ってきたという。

 

そして7人の遺体の身元が確認されたが、残りの2名の身元は明らかにならなかったそうだ。

 

身元が確認された7人の多くは20代。20歳から32歳までの兵士だったという。彼らは全員、1917年の7月から11月までベルギーの都市で続いた「パッシェンデールの戦い」で戦死したと考えられている。

 

今回、兵士たちは軍人としての栄誉を讃えられ、柩に収められた。そしてイギリスの国旗に包まれて、仲間が眠る場所に埋葬されたという。

 

埋葬されたThomas Feasby軍曹の大甥であるSteven Willis-Feasby氏はこの葬儀に参列し、次のように語っている。

 

「(軍曹の)母親は、トーマスがどこで倒れたのか、何が起こったのかを知らなかったと思いますので、ここに来れたことを光栄に思います。彼は今、私たちと一緒に戻ってきました」(了)

 

ブックマークは本サイトと連携しています。

 このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ記事

switch-news.com

switch-news.com