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サウジアラビアでラクダのビューティーコンテスト、43頭が美容整形で失格に

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CAMEL CLUB

サウジアラビアでは、ラクダのビューティーコンテストが行われている。これだけでもなかなか面白いことだが、さらに面白いことに、そのコンテストにはこっそり美容整形を施したラクダが出場しているらしい。

 

43頭が美容整形違反で失格に

 

サウジアラビアで毎年開催される「King Abdulaziz Camel Festival(アブデュルアズィズ王 ラクダフェスティバル」は、中東諸国に多くあるラクダのビューティーコンテストの中でも世界最大と言われている。

 

砂漠の遊牧民ベドウィン族の、ラクダを重要視する伝統に敬意を表したこの催しでは、ラクダの頭、首、こぶなどの形や、姿勢、衣装の美しさなどが評価され、順位が付けられる。

 

今年は12月1日から開催されているのだが、そこで、規則違反となっている美容整形を施したラクダ43頭が摘発された、と海外メディアが伝えた。

 

具体的にどんな整形かというと、ボトックス注射、フェイスリフト、シリコンジェルインプラントなどだそう。ボトックスは主に、ラクダの唇に注射されるらしい。

 

また、正確には美容整形と言えないが、ゴムバンドで体型を変形させたり、ホルモン注射を打つことも行われていたという。

 

優勝すれば賞金約75億円

 

ラクダにこれだけ手をかけ、規則違反までして見た目を美しくしようというのは奇異にも思えるが、賞金額を聞けば納得がいく。

 

優勝したラクダの飼育者は、日本円にして約75億円(2億5000万サウジ・リアル)の賞金を得るのだ。繰り返すが75億円だ。

 

海外メディアによれば、ラクダの美容整形疑惑は2018年頃からあったそう。近年はテクノロジーの進歩で、美容整形の発見は容易になっている。今回は事前審査として、X線や超音波による検査や遺伝子解析が行われた。

 

今回43頭の美容整形が発覚したが、これほど多くのラクダが摘発されたのは「King Abdulaziz Camel Festival」の歴史始まって以来のことだという。(了) 

 

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