「ネオワイズ彗星」国際宇宙ステーションから撮影された映像が美しい
現在、地球に接近している「ネオワイズ彗星」。この様子が国際宇宙ステーションからも撮影され、編集された動画が公開されている。
国際宇宙ステーションのカメラがとらえる
「ネオワイズ彗星」の正式名は「C/2020 F3」。今年の3月後半に「NEOWISE宇宙望遠鏡」によって確認されたという。
そして7月を通して、白い尾を引いた姿が肉眼でも観測できると言われている。
国際宇宙ステーションでは地球の様子を継続的に撮影しているのだが、7月5日に「ネオワイズ彗星」を撮影。それをSeán Doranさんが編集し、リアルタイム動画としてYouTubeで公開した。
そこには尾を引いた姿がクリアに映っていた。それがこちら。(動画では3分25秒付近から地平線上に彗星が姿を現す)
7月23日に地球に最接近
「ネオワイズ彗星」は、太陽系の離れた地点から飛来。現在、地球に接近しており、その姿がみられるのは、一生に一度のイベントだと言われている。
接近といっても地球から数百万マイルも離れており、7月23日には最接近し、6400万マイル(約1億キロ)の距離まで近づくという。
この彗星は日本からも見ることができ、現在は夜明け頃に北東の空に現れると言われている。双眼鏡を使えば、さらにはっきり観測できるとされ、今月の中旬からは夕方、北西の空で見ることができるそうだ。
現在、日本は梅雨時で空も雲りがちだが、晴れた日を狙って観測してみてはいかがだろうか。(了)
※日時や方角については、国立天文台のサイトを参考にしていただきたい。
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テレビ付きソファでカウチポテトしながらパラグライダーで飛んだ男
世の中には、冗談のようなことを本当にやってしまう人がいるものだ。トルコのHasan Kavalさんという男性は、パラグライダーのハーネス(人を吊り下げる紐)にソファーをくくりつけ、そこでカウチポテトしながら空を飛んだ。
その様子を撮った動画を見ると、ちょっと怖くもあり、それでいて笑ってしまいたくもなる。
トルコのパラグライダーインストラクター
この偉業(?)を成し遂げたのは、トルコ・イズミル市に住むHasan Kavalさん(29才)という人。彼はパラグライダーのインストラクターなので、パラグライダーには精通している。
Kavalさんは友人の手を借りて、ソファーの底を鉄材で補強し、テレビやランプを取り付けた。それをそっくりパラグライダーのハーネスに吊り下げ、自分はソファーに座って、湖に面した崖から飛んだ。ルーマニアのBabadagという町にある、眺めのいい場所だ。
YouTubeとインスタグラムに投稿された動画には、飛び立つシーンと、上空でのKavalさんの様子が写っている。宙に浮いたソファーの上でKavalさんは、まずスニーカーを脱ぎ、室内履きに履き替えて足を伸ばす。次に、用意してあったスナック菓子とドリンクを取り出し、テレビのスイッチを入れて「トムとジェリー」を観る。全部、空中でだ。
Uçan koltuk - Flying Couch Potato - Paragliding - Ölüdeniz/Turkey
最後は、左右のハーネスを上手く操作して無事に着陸。このあたりは、さすがインストラクターだけある。
なぜこんなことを? と現地メディアに尋ねられた彼は、「パラグライダーというスポーツがどれだけ安全かをアピールするため」と答える。
「家では真似しないように」
馬鹿馬鹿しくも勇敢なこの動画を見た人たちは、いろいろな感想を持ったようだ。ある人は「パラグライダーのハーネスが窮屈だという人がいるが、その問題に対する解答が見つかった」と、YouTubeのコメント欄に書き込んでいる。
また、ユーモアたっぷりに「おいおい、カウチに寝転がってるだけじゃなく、起きて何かやらなきゃダメだぞ。外に出て新鮮な空気でも吸ったらどうだ」と言う人もいる。
Kavalさんが命綱や安全ベルトをしていないことに目を付けて、「この動画には『家では真似しないように』という警告文が絶対必要だ」と、これまた冗談めかして書いている人もいる。(了)
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1つのルアーで2匹の魚をゲット!珍しい幸運に釣り人も大喜び
釣り上げた魚にもう一匹がついてくるという、釣り人にとってはかなりラッキーな出来事が起き、その様子が撮影された。
リールを巻きあげてみたら…
この出来事が起きたのは、カナダ・オンタリオ州北部にある川、撮影されたのは今年の5月だという。
当時、川ではRyan Grovesさんと友人らが、魚を釣ろうと、糸を垂らしていたそうだ。
するとRyanさんの竿にアタリがあり、大きな魚がヒット。Ryanさんはリールを巻き上げ、慎重に魚を引き寄せた。
そして友人が網を出して魚をすくった瞬間、なんと「パイク(カワカマス)」が「スティ―ルヘッド・トラウト」と呼ばれるマス科の魚をくわえているのが判明。そのまま2匹をゲットした。
Two Fish for the Price of One || ViralHog
5万4000回再生
この動画は7月3日に動画サイト「ViralHog」に投稿され、現在までに5万4000回以上も再生されている。
また動画を見た人からも「驚きだ!」や「ナイスキャッチ!」「素晴らしい!」「いい映像だね」といったコメントが寄せられた。
「スティ―ルヘッド・トラウト」とは「ニジマス」と同じ科だが、海から川をさかのぼってくる種類と言われている。
動画の中でもRyanさんは信じられないというような声を上げているが、確かに珍しい釣れ方と言えるだろう。(了)
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火事で3階のバルコニーから落とされた子供、米男性が走り寄って見事に受け止める!
アメリカで、アパートの火事が起き、窓から落とされた子供を男性がキャッチする場面が撮影された。
バルコニーから3歳の男の子が落下
この火事が起きたのは7月3日、場所はアリゾナ州の街、フェニックスにあるアパートとされている。
当時、3階の部屋から出火し、窓からは炎とともに大量の煙が出ていたという。
その時、バルコニーから3歳になる男の子が落下。それに気づいた男性が急いで駆け寄り、見事受け止めることに成功。すぐに安全な場所へ運んだそうだ。その時の様子がこちら。
Child Thrown From Burning Home in Phoenix Caught by Man in Dramatic Rescue Video
2人の子供は一命をとりとめる
子供をキャッチしたのは、Phillip Blanksさん(28)。彼は大学時代、カリフォルニア州のSaddleback・カレッジでアメリカン・フットボールの選手だったという。
実はこの時、炎が回っていた3階の部屋の中には、子供たちの母親であるRachel Longさん(30))がいたそうだ。
Rachelさんには8歳になる娘もいたが、3歳の息子とともにその後救助され、火傷を負っていたため病院へと緊急搬送された。
その後、2人の子供たちは一命をとりとめたようだが、母親のRachelさんは助からなかった。
少年をキャッチしたBlanksさんによれば、火事が発生した時、すでに母親のRachelさんは炎に包まれていたため、息子をバルコニーから投げ落としたという。
その上でBlanksさんは「2人の子供の命を救った真のヒーローは、Rachelさんだ」とし、「彼女は子供たちを救うため、究極の犠牲を払ったんだ」と語っている。(了)
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モバイルデバイスの出現を予言している、1947年の仏映画が不気味
第二次世界大戦後にフランスでリリースされた4分間の白黒映画。『Télévision: Oeil de Demain(テレビジョン:明日の目)』というタイトルのそのショートフィルムは、モバイルデバイスが普及した現代社会を予言しているだけでなく、それによって変化する私たちの行動まで正確に言い当てている。
1947年にリリースされた白黒映画
フランスの小説家ルネ・バルジャベルのエッセイをもとに、J.K. レイモンド・ミレーという監督が制作した『Télévision: Oeil de Demain』は、1947年にリリースされた。
その冒頭では、「今や新聞は廃れ、誰でも自分の手の中で情報をみることができるようになった」という内容のアナウンスがある。そして映るのが、繁華街にあるカフェ。そこでは、客たちがめいめい手に持ったデバイスをチェックしている。道行く人はデバイスを見ながら歩き、ぶつかり合ったり、車道に飛び出したりする。
また、車のダッシュボードには小型スクリーンがあり、ドライバーはそれで映画を見ながら運転したりするのだ。最後の方では、空間に踊る女性の姿を3Dで映し出すホログラムまで登場する。
La Télévision, œil de demain (1947) - J.K Raymond Millet [Extrait]
登場人物たちが持っているデバイスは、スマートフォンというよりテレビに近いものだが、それを使う人たちの様子は、スマートフォンを手放せない現代人の姿そのものに見える。
現代を予言している、と話題に
スイス・ローザンヌ大学で教えるテレビの歴史研究家・Anne-Katrin Weber氏は、このショートフィルムについて海外メディアにこう話す。
「今日、レイモンド・ミレー監督の作品はほぼ忘れ去られていると言っていいのですが、『Télévision: Oeil de Demain』については、一部ネット上のブログやフォーラムで、『私たちの現在を予言している』と話題になっていました」
Weber氏自身も「この作品は、現代のメディアの利用のされ方を正確に映像化している」と感じているそうだ。(了)
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豪の海で2人の男性が海に飛び込み、漁具が絡まったクジラを救助【動画】
オーストラリアで、海に飛び込み、クジラに絡んだ漁具を取り外すことに成功した2人組の動画が撮影された。
船で釣りをしている時にクジラを発見
その動画が撮影されたのは、ニューサウスウェールズ州にあるRedheadビーチの沖合とされている。
7月2日、地元の住人であるKorben DonaldsonさんとMark Di Nardoさんたちは船に乗り、釣りを楽しんでいたという。
その時、Di Nardoさんの娘であるKateさんが、海にブイ(漁具)が浮かんでいるのを発見。船を近づけてみると、なんとブイにクジラが絡んでいて、苦しんでいたそうだ。
3本のラインが絡まっていた
これを見た、Donaldsonさんはすぐに海に飛び込み、クジラに接近。その後、Di Nardoさんも海に飛び込み、救助に向かった。
クジラのヒレの周りは3つのラインが絡まっており、尾ビレの下にもロープに絡まったボール(ブイ)が見えていたという。
やがて2人は絡まったラインを外し、クジラを解放することに成功。動画でも彼らが歓声を上げる様子が映っている。
Donaldsonさんによれば、「クジラは彼の顔を見つめて動きを停止したため、とても安心できた」という。
その後、クジラはゆっくりと船を過ぎて泳いでいったが、その際大きな音を出したそうだ。その時、クジラがまるで感謝しているように思えたと語っている。(了)
'You Reckon That's Thank You?': Spearfishing Duo Rescue Whale Entangled in Ropes
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古代メソポタミアの石板に書かれた最古のレシピを、実際に作ってみたら・・・
新型コロナウイルス対策の外出自粛期間中は、家で過ごす時間が増え、多くの人が料理に凝ったようだ。それは海外も同様で、イギリスのBill Sutherlandさんという男性も、ロックダウン中に料理に挑戦したという。
ただ、この人、ケンブリッジ大学の教授だけあり、使った料理レシピが普通じゃない。紀元前1750年のバビロニアの石板に刻まれたレシピを、実際に作ってみた。そして一品ごとの写真と、簡単な味の感想をツイッターに投稿した。
世界最古のレシピ
Sutherlandさんはまず、作った全品を並べてレシピの紹介をしている。投稿文にはこうある。
「私はロックダウンを非難しながらも、なぜかバビロニアの料理を作ることにした。写真の右側に写っている石板に書かれたレシピからだ。これは紀元前1750年のもので、現存する最古の料理レシピ。味は悪くなく、これまで私が食べたメソポタミア料理ではベストと言える」
I blame lockdown but for some reason decided to cook Babylonian meal from the recipe tablet on the right; at 1750 BCE are the oldest recipes existing. Seemed to go down OK "Best Mesopotamian meal I have eaten".
— Bill Sutherland (@Bill_Sutherland) 2020年6月28日
A thread 1/6 pic.twitter.com/gqYMJopbxM
石板のレシピとは言っているが、もちろんそれを直接読んだのではなく、翻訳が載っている書籍「Ancient Mesopotamia Speaks」を参考にしたそうだ。
バビロニアの味を再現
続いて一品ずつの写真が紹介されている。
↑ これは「ラム(子羊)のシチュー」。ラム肉と牛脂、エシャロットを、水、ミルク、塩で煮込んである。5個のハンバーグみたいなものは大麦で作ったケーキ。刻みタマネギとニンニクがトッピングしてある。「シンプルで美味しかった」とのこと。
↑ これはツフ(Tuh’u)と呼ばれる、ボルシチに似た肉入り煮込みスープ。見た目が美味しそうで、複雑な味わいらしい。ただ「もう少し長く煮込めばよかった」とSutherlandさんは書く。
↑ 料理名は「Unwinding(アンワインディング)」というらしい。西洋ニラネギと葉タマネギを軽く炒めてから、パン粉(サワードウ粉)をふりかけて焼く野菜料理。見た目はいいが、味は「少し退屈」だそう。
↑ 「エラム風スープ(Elamite Broth)」。エラムはメソポタミアの隣で栄えた民族だ。羊の血とサワーミルクで香草類を煮るのが特徴なのだが、血を使うのはできなかったようで、Sutherlandさんはトマトソースで代用したそう。「変わった味だが、濃厚で風味豊か」という感想。
Sutherlandさんが参考にした英文レシピ(の写真)も、ツイートのスレッドで見ることができる。(了)
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