アメリカ上空に不思議な物体、無数に分裂しながら落下していく
アメリカの太平洋側の上空に、分裂しながら落下していく物体が目撃された。
上空でばらばらに分裂
この物体が現れたのは3月25日の夜、主に太平洋側の北西部、オレゴン州やワシントン州などで目撃されたという。
物体は上空でばらばらに分裂し、それぞれが輝きながらゆっくりと落下していったそうだ。
この様子は多くの人が撮影しており、ネットにもさまざまな動画が投稿されている。
Suspected Space Debris Wows Seattle Residents as It Streaks Through Night Sky
Oregon Residents Astonished by Suspected Space Debris Streaking Through Sky
YO OREGON WHAT DID I JUST SEE @KATUNews pic.twitter.com/fgplrWtgha
— Ches Allen (@ChesAllenPDX) 2021年3月26日
隕石ではなく、ロケットの残骸
人々はこれが隕石の落下だと考えていたようだが、専門家らは、これらが軌道を離脱したロケットの残骸だと述べているという。
アメリカ国立気象局も、これが軌道離脱燃焼に成功しなかったスペースX社のロケットの残骸である可能性が高いと述べている。
ワシントン大学の天文学研究助教授であるJames Davenport博士によれば、この残骸は3月初旬に打ち上げられたSpaceXロケットの一部で、ロケットは「予想した場所に落下しなかった」という。
さらにDavenport博士は、「それで、この3週間は落ちるのを待っていたので、運が良かったです。すぐに頭に浮かびました」と述べ、破片が地面に到達する可能性は低いと語った。
またアメリカ国立気象局もツイッターで、落下した時の地上への影響はないと考えられると述べている。(了)
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