北極圏で撮影されたトナカイの群れ、壮大なサークルを描く姿が圧巻
北極圏のある村で、数多くのトナカイが巨大なサークルを描く様子が撮影された。
ワクチンの接種を行っていた
この動画が撮られたのは3月24日、場所はロシア北西部のムルマンスク州にあるLovozero村とされている。
この地域のサーミ人はトナカイを飼い、食料や毛皮にし、橇を引かせるなどして利用しているという。このため当時は、トナカイに炭疽菌のワクチンを接種するための作業が行われていたという。
そして群れを小屋に追い込んでいたところ、トナカイたちが大きなサークルを描きはじめたそうだ。
Гипнотическое видео из Мурманской области — в селе Ловозеро коптер снял как олени водят хоровод.
— baza (@bazabazon) 2021年3月30日
Для животных это форма защиты. Таким образом олени ведут себя и в дикой природе, защищая хороводом самок и детёнышей от нападения хищников. pic.twitter.com/dK5WUxtQz0
捕食者から仲間を守るため
この動きは群れが特定の個体を、クマやオオカミの群れなどから守るための行動と考えられている。
そして中央には子供がおり、オスのトナカイたちがその周りを回り続けることで、捕食者が標的を見つけるのを困難にしているという。
またこのような行動はイルカやバイソン、ゾウにも見ることができるとも言われている。
しかし今回は、写真家のLev Fedoseyevさんがドローンを使って空中から撮影。その結果、よりダイナミックな様子を捉えることができた。
アメリカのサンディエゴ動物園によると、トナカイは時速80kmに達することができ、捕食者がサークルに飛び込むのを阻止するのに十分な速さだという。(了)
ブックマークは本サイトと連携しています。
おすすめ記事