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世界で一人、両腕のないプロレーシングドライバーの走りが見事

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Instagram/bartosz_ostalowski

若くして交通事故で両腕を失うも、レーシングドライバーになる夢を捨てず、遂にはプロレーサーの国際ライセンスを取得。現在はドリフトレースで活躍するポーランド人ドライバーが、インスタグラム動画で見事な技を披露している。

 

オートバイ事故で両腕をなくす

 

2006年、プロのレーシングドライバーを目指していた20才のBartek Ostalowskiさんは、オートバイ事故で両腕を失った。

 

だが彼は、プロレーサーになる夢を諦め切れず、足で車を運転する技術を3年かけて身につけた。そして、プロレーサーの国際ライセンスを取得。両腕なしで国際ライセンスを取得した最初の一人となった。海外メディアによれば、現在、足で運転するプロレーサーは、世界中で彼一人しかいないという。

 

 
 
 
 
 
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事故当時の彼は、アマチュアのレースに参加していたようだ。両腕をなくしても、レースをやめる気はなかったとメディアに話している。

 

「事故の後、僕は解決法を考えました。レースに戻りたいなら何をすることが必要か、それを自分に問いかけました。その時、僕のように両腕がないにもかかわらず何の問題もなく車を運転している人が、ポーランドにいることを聞いたのです。その人と会いました。すると、僕の中のモータースポーツへの夢と情熱が強く燃え上がったのです。そして、いつの日かレースに戻ってやる、と心に決めました」

 

 
 
 
 
 
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ドリフトレースで活躍

 

Ostalowskiさんは、もちろんだが、特別に改造した車に乗る。ベースは日産スカイライン GT-Rだが、オートマチックのトランスミッションの他に、独立したマニュアルのギアボックスがついている。アクセルやブレーキペダルは右足で、ハンドル操作は左足で、ギアチェンジは右肩で行う。

 

ポーランド国内で開催されるカーレースに参戦した後、彼は、ドリフトレースという新たな分野に挑戦した。これは、タイヤを横滑り(ドリフト)させながら走るレースで、速さだけでなく、ドリフト走行中の姿勢などを含めた美しさを総合的に競う(Wikipedia)。

 

 
 
 
 
 
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これまでの彼の成績は、というと、2018年にはインターナショナル・チェコ・ドリフトシリーズで優勝、2019年にはヨーロッパで最もレベルが高いと言われるポーリッシュ・ドリフト・チャンピオンシップで、50人中9位となっている。(了)

 

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