ゴールキーバーが蹴った球、96m飛んで直接相手ゴールに、ギネス世界記録認定【動画】
イギリスのプロサッカーリーグの試合で、ゴールキーパーが蹴った球が直接相手のゴールに入り、最長ロングシュートのギネス世界記録に認定された。
ゴールキックが敵のゴールへ
それは1月19日、イギリス・チェルトナム市にあるジョニー・ロック・スタジアムで行われた「チェルトナム・タウンFC」対「ニューポート・カウンティAFC」の試合中に起こった。
チェルトナム・タウン側のシュートが失敗に終わり、ニューポート・カウンティ側のゴールキックからプレイ再開に。ゴールキーパーのTom Kingは特に気負うこともなく、いつも通り敵陣深くに向けて蹴った。
ところが、その球はうまく風に乗り、敵選手たちの頭上を超え、大きくバウンドしてゴールへと向かう。チェルトナム・タウンのゴールキーパーJosh Griffithsは、まさか、と思っていたようだ。伸ばした手が届かず、球はゴールに入った。
その場面を、チェルトナム・タウンFCがYouTubeで公開している。(冒頭の27秒間。それ以降は同じ試合中のハイライトシーン)
Highlights: Cheltenham Town 1-1 Newport County AFC
最長ロングシュートとしてギネス世界記録に
Tom Kingがゴールキックした地点から、相手方ゴールまでの距離は96.01mになる。この数字はこれまでの記録を超えるのではないか、という話が、試合後、関係者の間で出ていたらしい。
これまでの最長ロングシュートのギネス記録は91.9m。同じニューポート・カウンティAFCに所属するゴールキーバー、Asmir Begovicが2013年11月に打ち立てたものだ。
試合から2日後、ギネス世界記録は、Tom Kingのゴールを最長ロングシュートとして公式に認定した。
ちなみに、サッカーフィールドの大きさはスタジアムによって違いがあり、ゴールキックが直接相手のゴールに入った場合でも、球が飛んだ距離は必ずしも同じではない。FIFA(国際サッカー連盟)の規定では、フィールドの長辺が90m〜120m、短辺が45m〜90mと決められている。(了)
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