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イギリスにある珍しいサボテンの花、数年間の時を経て初めて開花

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Twitter/Cam Botanic Garden

イギリスの植物園で育てられてきた珍しい植物が、初めて開花し、その様子がライブ中継された。

 

20万人以上がライブ中継を視聴

 

その花とは、ケンブリッジ大学の植物園に植えられているセレニケレウス属のサボテン「Selenicereus wittii」だ。

 

この花は南米のアマゾンが原産だが、6年前にドイツのボン植物園から購入、以来ここで大切に育てられてきたという。

 

その花が2月20日、イギリスで初めて開花した。花が時間をかけて開く様子はライブ中継され、20万人以上が視聴したそうだ。

 

開花後はジャスミンの香り

 

この花は通常、夜に開花するため「ムーンフラワー」や「Moonlight Cactus(月明かりのサボテン)」とも呼ばれていた。しかし今回、驚いたことに午後3時にゆっくりと花びらを広げ始め、午後5時に満開となった。

 

満開になった時の花の大きさは28cmほど。開花してからは、ジャスミンのような香りを漂わせ始めたそうだ。

 

その匂いは強烈なものではなく、12時間後に花が萎れ始めてからは、公衆トイレのような臭いに変わってしまったという。

 

しかしケンブリッジ大植物園のAlex Summersさんは、次のように語っている。

 

「この珍しいサボテンが今開花したので、私たちはとても興奮しています。 間もなく開花することに気付いて以来、私たちは皆、ドキドキした状態に陥っていました。ここガーデンの誰もが魅了されており、それを体験するためにここに来られてとても幸運だと感じています」

 

 

 この植物は別の木の幹に巻きついており、花は約3.6メートルの高さにあったとか。この植物は英国で唯一の標本であると考えられており、世界中で13の植物園にしかないと言われている。

 

また「ムーンフラワー」といえば、日本語で「夜顔」や「月下美人」とも訳されるが、今回の花はそれとは異なる種類とされている。(了)

 

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