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米のレポーターが取材中に犬の誘拐犯と遭遇、問い詰め罪を暴く

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Twitter/Juliana Mazza

アメリカで、ニュースのリポーターが取材中に、誘拐された犬を見つけ、犯人の男を問い詰め、その後通報した。

 

車の中から犬が誘拐される

 

そのリポーターとは、マサチューセッツ州ボストンにある放送局「7NEWS」のJuliana Mazzaさんだ。

 

ケンブリッジ警察によると、5月7日に市内の駐車場に止めてあった車の中から、生後13カ月のジャーマン・ショートヘアード・ポインターの「Titus」が誘拐されたという。

 

警察は8日にこの事件についてツイートし、監視カメラの映像から取り出した写真を掲載。その写真には、盗まれた後、「Titus」が男と一緒にボストン大学の橋を歩いている様子が写っていた。

 

現場に到着し、取材をしていると…

 

5月8日、レポーターのMazzaさんと、フォトジャーナリストのJohn Guiceさんを含む「7NEWS」のクルーは、犬の窃盗疑惑の現場に到着し、取材を行った。

 

そして近隣での撮影中、撮影クルーは「Titus」がある男に散歩させられているのを発見。Mazzaさんは男を呼び止め、窃盗容疑について尋ねたという。

 

この男は「Kyle Gariepy」と名乗り、事件について「誤解である」と主張。「車の中で吠えていたので、車の前を通ったら、自分が散歩させている犬かと思ったんだ。誘拐ではありません。単なる間違いだったんです」と弁解したという。

 

監視カメラの写真と一致、逮捕

 

Mazzaさんとクルーは、Gariepy容疑者の話の辻褄が合わないと考え、警察に通報。警察は、公開されている監視カメラの写真からGariepyを容疑者として特定した。

 

そもそも犬の首輪のタグには飼い主の連絡先も書かれていたが、同容疑者は一度も警察や飼い主に連絡していなかったという。

 

この結果、Gariepy容疑者は1200ドル(約13万円)以上の窃盗と、車に侵入した罪で逮捕され、起訴された。また「Titus」はその後、飼い主のGreg Siesczkiewiczさんの元に戻されたそうだ。(了)

 

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