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NASAの探査機「ジュノー」が、木星の表面にできた日食の影を鮮明にとらえる

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flickr_Kevin Gill


NASAの探査機「ジュノー(Juno)」が、木星の表面にできた衛星の影をはっきりととらえた。

 

最も木星に近い衛星「イオ」の影

 

探査機「ジュノー」は9月11日に、22回目となるミッションを行い、木星に接近したという。

 

そして衛星である「イオ」が太陽の光を受け、その影を木星の表面に落とす様子をとらえた。

 

「イオ」木星の強い重力によって生み出される熱のせいで、太陽系の中でも最も火山活動が活発な星とされている。

 

また4つある巨大な衛星の中でも、最も木星に近い軌道を周回しているため、このようにはっきりとした影が作られたそうだ。

 

 

 

 

53日おきに木星に接近

 

「ジュノー」は木星に到達するまでに5年かかっており、以来3年以上も木星の軌道を回り続け、53日おきに接近を繰り返してきたという。

 

そのたびに可視光カメラ「JunoCam」で撮影した、鮮明な画像データを地球へ送り、研究者らが未加工の画像データをネット上にアップロードしてきたそうだ。

 

そしてこの未加工の画像データは、グラフィックアーティストなどの画像制作者がボランティアで、美しいカラー画像に加工処理を施してきたと言われている。

 

また「ジュノー」は木星の大気や内部を研究するためにデザインされたさまざまな装置を備えており、これらを駆使し、木星を構成している物質や重力、磁場を研究し、さらに時速617kmで吹き荒れる風なども観測しているという。(了)

 

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