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サウジの王子が、草間彌生のアート「水玉柄のパンプキン」を5億4千万円で購入

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Dallas Museum of Art

サウジアラビアムハンマド・ビン・サルマーン王太子が、日本人アーティスト・草間彌生さんの作品を購入したと海外メディアが報じている。

 

サルマーン氏は王太子であるだけでなく、サウジアラビアの第一副首相、国防大臣、経済開発評議会議長を兼任しており、2017年にレオナルド・ダ・ヴィンチの作品「サルバトール・ムンディ」を4億5000万ドル(約490億円)で競り落としたといわれる大富豪だ。

 

水玉柄のパンプキン

 

サルマーン氏が今回購入したのは、水玉模様で知られる日本のアーティスト・草間彌生さんの作品。LEDライトで内部から光る水玉模様のパンプキンを、鏡張りの部屋に多数配置したインスタレーションで、作品タイトルは「All the Eternal Love I Have for the Pumpkins」。現在、マイアミ現代美術館(Institute of Contemporary Art in Miami)の特別展で展示されている。

 

作品を買い取ったのは、名目上はサウジアラビアのアル・ウラー王立委員会(Royal Commission for AlUla)ということになっているが、海外メディアによれば、この委員会のバックについているサルマーン氏が実際の購入者であることは明らからしい。

 

(アル・ウラー王立委員会は、サウジアラビア北西部にある歴史的なオアシス「アル・ウラー」を管理する組織)

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Twitter/New York Botanical Garden

価格は約5億4000万円

 

サルマーン氏に草間さんの作品を売ったのは、ニューヨークのオークションハウス「Philbrick」。値段は公表されていないが、海外メディアが得た情報によると500万ドル(約5億4000万円)前後であるらしい。

 

ちなみに、この売買には横槍が入っており、作品の元所有者であるドイツの美術品投資会社が、作品管理を任せていたPhilbric社が勝手に売ってしまったとして、損害賠償を求める訴訟を起こしている。(了)

 

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