ディズニーワールドで生まれたシロサイの赤ちゃんがディズニーキャラみたい
10月下旬、アメリカ・フロリダ州のディズニーワールドでシロサイの赤ちゃんが生まれ、可愛い写真が公開された。
アニマルキングダムのシロサイ
生まれたシロサイの赤ちゃんは雄で、体重は68kgと、人間の大人並だ。名前はまだ付けられていない。
公開された写真を見ると、耳がピンと立った顔立ちに愛嬌があり、ディズニーキャラとして映画に登場してもおかしくない愛らしさだ。
フロリダのディズニーワールド内には4つのディズニーパークがあり、その一つ、アニマルキングダムには多くの動物が飼われている。生まれたシロサイの母親Kendiは、その中の1頭。
ディズニーワールドのニュースリリースによれば、アニマルキングダムではこれまでに10頭ものシロサイが生まれており、今回生まれた赤ちゃんは11頭目になるとのこと。母親のKendiは、1999年にアニマルキングダムで最初に生まれたシロサイだそう。
母子ともに体調は良好で、今は獣舎で飼育係りの世話を受けながら、親子水入らずの時間を過ごしている。サイは群れをつくって生活するので、近いうちに園内の仲間のもとに戻る予定だ。
アニマルキングダムの「キリマンジャロ・サファリ」というアトラクション(トラックに乗って放し飼いの動物を見る18分間のツアー)で、運が良ければこの赤ちゃんを見れるらしい。
野生動物保護活動の一環
地上で2番目に大きい動物とされるシロサイは、絶滅危惧種だ。主にアフリカ大陸の南部に分布しているが、角を目当てにした乱獲や、耕作地の開発などによって生息数が激減している。
今回の赤ちゃんは、そんなシロサイの数を増やそうとする米国動物園水族館協会による、繁殖プロジェクトの成果だ。母親のKendiは、スタッフが連れて来た数少ない雄シロサイDuganとの交尾に成功し、首尾よく妊娠した。
繁殖プロジェクトは、今後もアニマルキングダム内で継続される。現在は2頭が妊娠中で、来年には出産が見込まれている。(了)
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