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西アフリカに住む現代人のDNA解析により、「未知の初期人類」の存在が浮上

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flickr_Nishant Chinnam

科学者が現代のアフリカ人のDNAを調べていたところ、これまで見つかっていなかった「未知の初期人類」がいた可能性が明らかにされた。

 

2%から19%が未知の集団のもの

 

この調査を行ったのはアメリカ、ロサンゼルスにあるカリフォルニア大学の研究チームだ。

 

彼らは西アフリカにあるシエラ・レオネで暮らすメンデ族やナイジェリアのヨルバ族、Esan族、さらにガンビア西部に住む他のグループのDNAを調べたという。

 

その結果、それらのDNAの2%から19%は、これまで発見されてこなかった未知の初期人類のもので構成されていることが示唆されたそうだ。

 

このため研究者は現生人類がネアンデルタール人やデニソワ人などと交配していたように、この未知のグループとも約4万3000年前に交配していた可能性があると信じている。

 

今までの集団とは異なる

 

そもそも数十万年前、現生人類を含め、ネアンデルタール人やデニソワ人など、さまざまなグループが存在していたという。

 

また現代のアフリカ大陸の人々は遺伝的に異なっているため、彼らについては乏しい理解しかなかったそうだ。

 

そして今回発見された「ゴースト集団(未知の初期人類)」は、ネアンデルタール人やデニソワ人などのグループから分岐した可能性があると言われている。

 

今回の調査を率いたカリフォルニア大学ロサンゼルス校のSriram Sankararaman氏(計算生物学者)は、BBCの取材に対し、将来はもっと多くの未知のグループが見つかる可能性があるとした上で、次のように述べている。

 

「私たちが多様な集団のデータ、より質の高いデータを集めるにつれ、私たちのデータを通して選別する能力や、ゴースト集団を発掘する能力は、さらに向上していくでしょう」(了)

 

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20年間盲目だった男性が、車にはねられた後に視力回復

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Facebook/Janusz Goraj

重度のアレルギー反応の後遺症で視力を失っていたポーランドの男性。交通事故に遭って以来、視力を取り戻していたことが最近分かり、現地メディアが「驚くべき」ニュースとして取り上げている。

 

車にはねられ入院

 

その男性は、ポーランドのゴジュフ・ヴィエルコポルスキ市に住むJanusz Gorajさん。海外メディアによれば、数年前まで彼の左目は全く見えず、右目はわずかに光を識別できる程度だったそう。

 

20年間、ほぼ暗闇の中で暮らしてきたと言っていいGorajさんは、2018年に事故に遭う。横断歩道を歩いていて車にはねられ、頭を車のボンネットにぶつけ、宙に舞った体が落ちる時、もう一度アスファルトにぶつけた。また骨盤にも損傷があり、入院して手術を受けた。これが幸運の始まりだった。

 

彼は「Independent Public Provincial Hospital」という病院に2週間ほど入院していたが、ある朝目覚めると、光と影だけでなく、周囲の物がはっきり見えていたという。驚いた彼は、すぐ担当医にそれを告げた。

 

「彼の視力は、確かに2週間のうちによくなりました」と、病院の広報を担当するAgnieszka Wisniewskaさんがメディアに話している。「ただ、原因ははっきりしません。入院中に投与されていた薬のせいかもしれないと考えています」

 

海外メディアが医療関係者に取材したところによると、視力回復は事故そのものが理由でなく、その後の治療で大量に投与された血液凝固阻止剤と関係があるようだ。

 

病院の警備員になる

 

Gorajさんは、見えるようになった2年前の喜びを、現地メディアにこう話す。

 

病院のベッドで噛み締めた、見えるようになった喜び。それは素晴らしいものでした。ドクターは驚いていましたが、なぜそうなったか説明はできませんでした。退院して外に出ると、道を歩く人たちが見えました。車のナンバーも見えました。自分のスマートフォンのテキストも読めました。その時から人生が変わったのです!

 

病院の医師たちは、視力回復の原因を究明したがったそうだが、Gorajさんは調査実験への参加を断った。(理由は報じられていない)

 

だが、入院していたその病院「Independent Public Provincial Hospital」で今、警備員として働いているという。また彼は今では、Facebookのアカウントも持っているそうだ。(了)

 

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200年前に書かれたバレンタインデーの手紙がオークションへ、果たして恋の行方は?

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HANSONS

非常に珍しい、202年前に書かれたバレンタインデーの手紙が、イギリスでオークションにかけられた。

 

1818年2月14日に送られた手紙

 

その手紙は1818年2月14日に届けられたもので、差出人はバーミンガムで当時、文房具の販売や製本の仕事をしていた男性、Edmundus Burnさんだという。

 

彼はこの手紙を、東ロンドンのスピタルフィールズに住む女性、Lydia Shafeさん宛に送ったそうだ。そのタイトルは「心からの愛の誓約」で、Burnさんの誠実な愛情が表現されていたという。

 

これは手書きの手紙で、ハートの形や花、キューピッドの矢などが描かれ、今回「Hansons auctioneer」のオークションにおいて1300ポンド(約18万6000円)で落札された。

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HANSONS

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HANSONS

マチュア歴史家が調べた結果…

 

この手紙は発見されたのち、アマチュア歴史家の女性、Brenda Piperさんによって調査されたという。彼女は次のように述べている。

 

「私がその手紙を見た時、そこにはよく知っているロンドンの住所や地名が書かれていました。そのため自分が彼女を探せるかどうか、試みることに抗えませんでした」

 

「そして私はL Shafeさんの結婚の記録を探しました。そして見つけたのです。Lydia Shafeさんは1819年12月28日にセント・レナード教会で、Edmundus Burnさんと結婚していたのです」

 

そして2人は結婚後、イングランド南部のブライトンの街で暮らし、5人の子供に恵まれたことも明らかになったという。

 

愛を告白したバレンタインデーの手紙。二人が結婚できたのも、この手紙がきっかけだったのかもしれない。(了)

 

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超貴重写真!オーストラリアの海で鮮やかなピンク色のマンタが出現

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Instagram/kristianlainephotog

オーストラリアで非常に珍しい、ピンク色をしたマンタが目撃され、写真に収められた。

 

群れの中央に珍しいマンタを発見

 

そのマンタを撮影したのは、写真家であるKristian Laineさんだ。

 

彼は先日、グレート・バリア・リーフを潜っていた時に、7匹の群れの中央にピンク色をしたナンヨウマンタを目撃。

 

その様子を撮影し、写真をその後、自らのインスタグラムに投稿した。するとたちまち注目を集めることに。

www.instagram.com

最初はストロボの影響かと思った

 

Kristianさんによれば、最初にカメラのファインダー越しに見た時、1匹のマンタだけピンク色に見えたため、奇妙に思ったという。

 

そして当初は、ストロボのいたずらによって、ピンク色に見えただけと考えていたそうだ。

 

しかしその後、Lady Elliot島で船に乗っていた時に、ピンク色のマンタの写真に遭遇。実際に存在することを知って、驚いたとか。

www.instagram.com

最初に目撃されたのは2015年

 

このピンク色のマンタは、2015年に初めて見つけられて以来、これまで10回弱しか目撃されていなかったという。

 

この色は何らかの遺伝的変異により、皮膚のメラニン色素に影響が与えられ、人間のアルビノに似たプロセスをとったと考えられているそうだ。

 

そもそもナンヨウマンタは、黒もしくは白、そして2つが混じった色をしており、中でも最も多いのが黒と白が混じった模様だと言われている。

 

Kristianさんは今回目撃したマンタに、映画『ピンクパンサー』に登場した人物にちなみ、「クルーゾー警部」と名付けたという。(了)

 

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主人の落とした洗濯物を拾って届けるワンコがお利口さんすぎる!

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Twitter/Gabbie Gaspard

飼い主が床に落としてしまった洗濯物を、口にくわえて2階に届ける、賢いワンコの動画が注目を集めている。

 

飼い主を手伝うワンコ

 

その動画に出てくるワンコとは、アメリカのテキサス州で暮らす「Jonsi」だ。

 

飼い主のTrey Footさんは、ある日洗濯物を干しに2階へ行こうとした時、リビングの床に靴下を落としてしまったという。

 

そして期待もせず、ソファに座っていた「Jonsi」に向かって「手伝ってくれ」と声をかけたそうだ。

 

するとTreyさんが2階に上がった後、「Jonsi」はソファから降りて、なんと落ちた靴下をくわえ、階段を上がって届けてきたそうだ。

800万回以上も再生される

 

その後、妻のGabbie Gaspardさんが2月10日に、動画をツイッターに投稿。するとたちまち注目を集め、現在までに800万回以上も再生されることに。

 

また動画を見た人からも「なんてかわいいの!私の犬は靴下を盗むだけよ」や「まさに人間だ!」「本当に彼は一番いい子ね」「ソファから起き上がる前に、ため息ついているように見えるわ(笑)」といったコメントが寄せられた。

 

動画の中でも、「Jonsi」が靴下を届けてきた時、Treyさんの驚く声が録音されているが、状況を見極めて判断できる賢いワンコといえるだろう。(了)

 

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遥か彼方まで…巨大なペンギンの群れをとらえた動画が圧巻

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YouTube/Caters Clips

南大西洋の島で、数え切れないほどのペンギンの群れが撮影され、その動画が投稿されている。

 

見渡す限りペンギンの姿が

 

この動画を撮影したのは写真家のBella Falkさん(40)だ。

 

彼女は先日、南大西洋のアルゼンチンと南極大陸の間にある、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島を訪れたという。

 

そして「ソールズベリー平原」と「セントアンドリュー湾」に面した土地には、ペンギンの巨大なコロニーが広がり、数え切れないほどの王様ペンギンが集まっていたそうだ。

 

その際に取られた動画には、はるか彼方までペンギンの群れが続いている様子が映っていた。


Hundreds Of Penguins Group Together

6万組のペンギンのカップ

 

この2つのコロニーは以前から、ペンギンの大きな群れが集まることで知られていたという。

 

そして「ソールズベリー平原」だけで、なんと6万組のペンギンのカップルがいると見積もられているそうだ。

 

ペンギンたちはこの場所で、生まれた卵を温め、さらにヒナを育てていくと言われている。(了)

 

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重さは1000kg以上、世界一巨大な花火が打ち上げられ、ギネス記録に認定

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Instagram/steamboatpilot

世界でもっとも大きな花火がアメリカで打ち上げられ、ギネス世界記録に認定された。

 

フェスティバルの会場で打ち上げ

 

その花火が打ち上げられたのは2月8日、場所はコロラド州にある街、Steamboat Springsとされている。

 

その日は「Steamboat Springsウィンター・カーニバル」という祭りが開催されており、花火は会場の夜空を美しく彩った。

 

この様子は動画でも撮影されており、打ち上がった花火が眩い閃光を放つ様子がとらえられていた。

www.instagram.com

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重さ1.27t、直径1.6m

 

この花火の重さは、約2800ポンド(1.27t)。直径は62インチ(約1.6m)にも及ぶという。

 

花火は街を見下ろす「エメラルド山」の埋め込まれた、長さ26フィート(約18m)のチューブから時速300マイル(482km)で打ち上げられたそうだ。

 

この花火を準備してきたのは「Steamboat Fireworks」と呼ばれるチーム。打ち上げ当日は、ギネス世界記録の審査員も現場におり、成功した時には「世界記録」の認定証がチームに手渡されたという。

 

実はこのチームは2019年にも大型の花火を打ち上げているが失敗。今回は当時のデータを分析し、花火の玉の構造に複数の大きな改良を加え、挑んだとされている。

 

またこれまでの世界記録は、2018年にアラブ首長国連邦で打ち上げられた花火で、重さは2397ポンド(約1t)、直径は56インチ(約1.4m)。当時は新年を祝うために、Al Marjan島で打ち上げられたという。(了)

 

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