フロリダ州で男性が池でワニと格闘、食べられそうな子犬を救出
アメリカのフロリダ州で、ワニに食べられそうな子犬を救う男性の姿が撮影され、その映像が注目を集めている。
急いで池に入りワニと格闘
その男性とは、フロリダ州の街、Esteroに住むRichard Wilbanksさん(74)だ。
彼は先日、飼っている生後3か月の子犬「Gunner」が、家の近くでワニに食べられそうになっているのを目撃。急いで池の中に入ったという。
そして水中でワニを捕まえ、顎をこじ開け、「Gunner」を救出。その後、子犬は安全な場所へ避難したという。その時の様子がこちら。
saved the puppy from getting eaten by an alligator and never dropped his cigar, a true legend pic.twitter.com/ryRSfZqOsy
— juan vidal (@itsjuanlove) 2020年11月22日
監視カメラがとらえていた
Wilbanksさんによれば、ワニはミサイルのように飛び出てきて、そのスピードは驚くほど速かったという。
またWilbanksさんもワニに両手を咬まれたものの、大きなケガを負ってはいないらしく、子犬も小さな裂傷を負ったものの問題なく、その後動物病院へ運ばれ、チェックを受けているそうだ。
この動画はフロリダ州の野生動物保護団体「Florida Wildlife Federation 」と「 fStop Foundation」とが共同で設置したカメラに収めされたものだという。
このカメラは付近の住人に、近くに住む野生生物の生息地について教えるため、住居と野生動物のスペースとが交差するエリアに配置されているそうだ。
これは、ワニのような動物が人やペットとの共有スペースに住む時に発生する、衝突の可能性を回避するためとされている。
Wilbanksさんもこの考え方に共感しており、今回の事件の後の取材でも「池からワニを取り除いたり、駆除したりして欲しくはない。なぜならワニも自然の一部であり、私たちの生活の一部なのだから」と述べている。(了)
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