生まれて初めて吠えた自分に困惑するワンコが可愛い
見ていて笑顔になるような犬の動画は多い。この動画もそのひとつだが、単に微笑ましいだけでなく、ちょっとした哲学的な問いかけにもなっている点が面白い。生まれて初めて吠えた子犬が、自分自身に驚き、困惑する様子が映っている。
初めて聴く自分の吠え声
話題のその動画は、犬好きが集まるオンライン・コミュニティ「WeRateDogs」のツイッターアカウントに投稿されたもの。Poという名の子犬が、物にじゃれついて遊んでいるうちに、何かのはずみで吠える声が出る。投稿文にはこう書かれている。
これがPoです。彼はこの時初めて吠えました。そのことが、すぐさま彼に実存的危機をもたらしました。
This is Po. He just barked for the first time. It immediately sent him into an existential crisis. 13/10 (IG: readyset_po) pic.twitter.com/chw87bb1UL
— WeRateDogs® (@dog_rates) 2021年6月1日
この動画は、投稿後数時間で67万回以上再生され、翌日6月3日の再生回数は220万回を超えた。オリジナルは、アメリカ・ユタ州のオンライン・ペットショップ「Sunnyside Goldens」のオーナーがインスタグラムに投稿したもの。
初めて吠えた子犬のPoが、すぐさま動きを止め、考え込むような仕草をするのが何ともいえず可愛い。聴いたことのない声が自分から出てくれば、誰でも自分の存在を疑い、実存的危機に陥ってしまうだろう。
ちなみに、吠え始める以前のPoの動画がインスタグラムにあるが、こちらでは全く声を出していない。
子犬はその時何を思ったか
沈黙したPoは、その時何を思ったか? それが気になる人は多いようだ。ツイッターには、Poの頭の中を想像するコメントが多く寄せられている。そのいくつかをご紹介しよう。
「我吠える、ゆえに我あり」 この犬は明らかにデカルトの信奉者だ。
誰が吠えた? 君か? 僕か? ありえない……やっぱり君だ! それとも僕? 本当に? 僕が吠えた!? やっぱり……僕が吠えたんだ!
何だって? これが僕の声だって? こんな僕と遊んでくれる相手など、いるはずがない。
(了)
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