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アリゾナ州で気温が48℃に上昇、暑さにより飛べない猛禽類が続出

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Twitter/Dept. of Public Safety

アメリカで気温が上昇し、飛べない状態の大型の猛禽類が発見され、保護された。

 

約49℃近くまで気温が上昇

 

アリゾナ州はここ数日、気温が約49℃近くになる日が続いていたという。

 

そして先週、州の警察官がCamp Verde(町の名前)の近くを通る州間高速道路17号線で、「デブリ(瓦礫)」があると思い、車を止めて調査したという。

 

しかしその後、「デブリ」と思われたものは錯乱状態の「イヌワシ」で、飛べない状態になっていたそうだ。

 

アリゾナ州の動物局「Game and Fish Department」は、保護した時の写真をSNSに投稿。「この原因が、暑さによるものだと明らかになった」とコメントを添えた。下は警察による投稿。

 

1日で20羽も保護

 

国立気象局は先週、午後になると「危険なほどの暑さ」になるとして、アリゾナ州南部に「高温警報」を発令したという。

 

また国立気象局の予報官は、すでに今月は37℃を越える日が多く、今後数日間で48℃にも達すると予測している。

 

また猛禽類の保護団体「Wild At Heart」によれば、今回保護された鳥は怪我というより、「オーバーヒート」しており、点滴や食事を与えたところ、健康状態も回復したという。

 

ただこの鳥は、熱による影響で飛べなくなった鳥の1羽にすぎず、6月17日には1日で20羽の猛禽類が保護されており、特に若い鳥たちが大きなダメージを受けているそうだ。

 

アリゾナ州では以前から、猛暑により、巣立ちの早すぎたタカが地面に張り付いて飛べなくなることがあるそうだ。(了)

 

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