国際宇宙ステーションでの、浮遊するピザパーティーが楽しそう
国際宇宙ステーション(ISS)に乗務中の宇宙飛行士たちが、無重力状態でピザを作り、夜のピザパーティー。インスタグラムに投稿された動画が楽しそうだ。
浮遊するピザ
動画は、フランスの宇宙飛行士・Thomas Pesquetさんが8月29日にインスタグラムに投稿したもの。6名の乗務員が集まり、ワイワイガヤガヤといった感じでピザを作り、美味しそうにかぶりつく様子が映っている。
面白いのは、全てのものが宙に浮いていることだ。丸いピザクラストも、ピザソースの瓶も、チーズも、ペパロニも、ふわりふわり。乗務員たちは慣れた手つきでそれを掴み、ピザのトッピングを完成させていく。
Pesquetさんの投稿文にはこうある。
友人たちとの「浮遊ピザ・ナイト(floating pizza night)」、ちょうど地球での土曜日のような雰囲気だ。腕のいいシェフは作り方の秘密を絶対に明かさないと言うけれど、僕は動画に撮った。だから、君たちが見て、腕の良い悪いを判断して欲しい。トッピングはパイナップル以外何でもあり。本場イタリアでは、パイナップルは反則だろうからね。
海外メディアによれば、この動画は投稿後わずか15時間で46万回以上も視聴されたそう。1日後の30日には71万回以上になっている。
ある人がコメント欄に「ピザが浮いているのに人が浮いていないのはなぜ?」と書き込んでいるが、これは確かに疑問だ。靴が床に固定されているのだろうか?
地球から届いたピザ・キット
今月11日には、ISSへ物資を運ぶ無人宇宙補給機「シグナス」が打ち上げられた。メディアによれば、合計約4トンの物資の中に、生のリンゴやトマト、キウィ、様々なチーズ、そして「ピザ・キット」が含まれていたそうだ。動画の中で乗務員が作っているのは、この時届いたピザ・キットなのだろう。
ちなみにJAXAによれば、ISS内に電子レンジはないが、缶詰やレトルト食品を温めるフードウォーマーという装置があるとのこと。アツアツ、とまではいかないかもしれないが、それなりのピザは出来そうだ。(了)
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