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まるで空のスノーボード、160回スピンでギネス世界記録

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YouTube/ギネス世界記録 公式チャンネル

アメリカのスカイサーファーが、真っ逆さまに落ちながら猛回転する「ヘリコプタースピン」のギネス世界記録を達成した。

 

空のエクストリームスポーツ、スカイサーフィン

 

スカイサーフィンというエクストリームスポーツがある。足にスノーボードに似た板を装着し、高度4kmほどで飛ぶ飛行機などから飛び降り、パラシュートを開くまでの自由落下を利用して様々なパフォーマンスを行うスポーツだ。

 

各国での大会や世界選手権も行われている(Wikipedia)が、日本ではほとんど知られていないスポーツと言っていいだろう。

 

今月1日、エジプトのギザのピラミッド上空でギネス記録を樹立したKeith Edward Snyderさんは、多くの大会で優勝経験があり、その世界ではよく知られた人だそう。

 

挑戦した記録は、頭を下にしてクルクルと回る「ヘリコプタースピン」の回数だ。高度1万3500フィート(約4114m)を飛ぶエジプトの軍用小型飛行機から飛び降り、落下して高度5000フィート(約1525m)に到達するまでの間に、彼は160回も回転した。

 

下にあるのがギネス公式がリリースした動画。前半はSnyderさん本人の語り、スカイサーフィン(ヘリコプタースピン)の様子は1:34あたりから始まる。

 


www.youtube.com

難易度の高いスポーツ

 

動画では、簡単に回転しているようにも見えるが、実際はとても難しいとのこと。Snyderさんは、なるほどと思える例えで難しさを説明する。

 

「時速120マイル(約193km/h)の時に窓から手を出すことを想像してもらうと、受ける風圧の感じがある程度分かるでしょう。実際は手の表面だけでなく(体全体なので)、その何十倍もの風圧がかかるわけです」

 

風圧を受けながらバランスを崩さず、滑らかに回転するには、トレーニングに加えて物理学(力学)的な理解も必要らしい。Snyderさんはこう続ける。

 

「今回自分で作った世界記録を、さらに破りたいと思っていますよ。実際、少しですが、今は記録達成時よりも速く回れます。ただ、もっと身体の中央部の動きを速めたいのと、回転時の物理的な理屈について少し調べたいと思っています」(了)

 

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