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ウソでしょー!裏返しになって飛ぶ雁(がん)が撮影される

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Instagram/b0unce1971

オランダのアマチュア写真家が、奇妙な格好で飛ぶ雁を撮影した。撮影時には気づかず、後で写真をよく見ると、一羽が首をひねって裏返しの状態で飛んでいたとのこと。

 

飛び方がおかしい一羽の雁

 

撮影したのは、Vincent Cornelissenさんというアマチュアの写真家。自然の鳥を愛する彼は、その日、オランダ・アーネム市(Arnhem)近辺の湖でカメラを構えていたそうだ。

 

やがて、3羽の雁が飛ぶのを見つけたが、「そのうちの1羽が、真っ直ぐ飛ぶのに手こずっていました。その時は、きっと風のせいで大変なんだろう、と思いました。必死に頑張っているように見えたので、何枚か写真を撮ったんです」とVincentさんは言う。

 

妙なことに気づいたのは、後に写真を見直した時だ。

 

「とても珍しいものが写っていることは、すぐに分かりましたよ。それと同時に、心配にもなりました。誰もこれが本物だと信じてくれないかもしれません。まるでフォトショップで加工したみたいだからです」

 

SNSに写真を投稿すると、案の定「これはフェイク画像だ」というコメントが寄せられたそう。だが、ノルウェーの湖の近くに住んでいるある人が、こういう飛び方をする雁をよく見ると教えてくれた。飛び方には「whiffling」という名前さえついているという。

 

 
 
 
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首を180度ひねって裏返しに

 

海外メディアによれば、「whiffling」は首を180度ひねり、胴体を上下逆にするという、雁に特徴的な飛び方だそう。こうすると、木の葉が落ちるように移動でき、天敵となる他の鳥やハンターの銃弾から身を守りやすくなると考えられている。

 

オランダの野鳥保護団体「Bird Protection Netherlands」の専門家は、Vincentさんの写真を見てこう話す。

 

「私たちは、雁がこういう飛び方をするのを知っています。でも、瞬間的なことなので、写真に写されることはめったにありません。この(Vincentさんの)写真のようにはっきり写ったものは、特に珍しいですね」(了)

 

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