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50日間も火山灰に覆われていた巣箱の中で、ミツバチが奇跡的に生きていた!【ラ・パルマ島】

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Twitter/Sam

スペイン領のラ・パルマ島では火山の噴火が続いているが、そんな中、ちょっと驚くような出来事が報告された。

 

50日間も火山灰に覆われていた巣箱

 

ラ・パルマ島では9月19日に、クンブレ・ビエハ火山が噴火し、以来多くの火山灰が街や通りに降り積もっているという。

 

そして火山から600mしか離れていない場所には、養蜂家が設置したミツバチの巣箱があったのだが、それらも50日間火山灰で覆われていたそうだ。

 

しかし11月13日、地元の警察官などが、ミツバチの巣箱を掘り起こし調べたところ、中にいた数千匹のハチが生きているのが確認された。

 

1つの箱にいたミツバチは死んでいた

 

家畜など保護にあたっている共同組織「Agrupación de Defensa Sanitaria (ADS)」によれば、6個の巣箱のうち5個は損なわれていない状態だったが、残りの1個の中にいたハチたちは死んでいたという。

 

ただし担当者は、ミツバチが死んだのは火山のせいではなく、すでに弱っていた可能性があると述べている。

 

3つの巣箱は完全に埋まっていた

 

巣箱のうち3つは完全に火山灰に埋まっていたが、他の3つは部分的に見えている状態だったという。

 

担当者は、降り積もった火山灰の種類のおかげでハチが生きられたのではないか、また蓄えていた食料を使って生き延びたのではないか、と述べている。

 

通常、春には3万匹から4万匹のミツバチが箱で暮らすことになるが、寒くなり花が少なくなると、2万匹から2万4000匹に減ってしまうそうだ。(了)

 

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